サイト小説の記事一覧
2020/08/03
【第九章 神殿の価値】第十六話 女子会の続き?
「リーゼじゃないの?」 ディアスの言葉は、リーゼの事情を知っている者たちは、あえて口にしなかったセリフだ。 皆の微妙な雰囲気を悟って、ディアスは首を撚る。 リーゼの雰囲気や、ヤスのリーゼへの優遇から、間違いないと思っていた。サンドラやアデーが違うのなら、第一夫人は間違いなく、リーゼだと思っているのだ。サンドラやアデーが第一夫人なら、リーゼは第二夫人になると思っていたのだ。 「ディアスは、リーゼの種族はご存知?」 代表して、サンドラがディアスに説明を始めた。 「えぇエルフ族だとお聞きしましたが?」 「…
続きを読む2020/08/02
異世界でもプログラム【改】
俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。 とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。 火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。 転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。 魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる! — こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。 彼は、プログラムの知識を利用し…
続きを読む2020/08/02
チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間【改】
バスの事故で異世界に転生する事になってしまった高校生21名。 神から告げられたのは「異世界で一番有名になった人が死ぬ人を決めていいよ」と・・・・。 徐々に明らかになっていく神々の思惑、そして明かされる悲しい現実。 それら巻き込まれながら、必死(??)に贖い、仲間たちと手を取り合って、勇敢(??)に立ち向かっていく物語。 転生先でチート能力を授かった高校生達が地球時間7日間を過ごす。 異世界バトルロイヤル。のはずが、チート能力を武器に、好き放題やり始める。 全部は、安心して過ごせる場所を作る。も…
続きを読む2020/07/31
【第十章 終幕】最終話 僕が愛した人
住職にお願いをする為に、夕花は晴海の元を離れた。 ”ぶぅ~ぶぅ~ぶぅ~ぶぅ~” 間の抜けた呼び出し音がなる。 晴海の情報端末が鳴っている。 (持ってきてしまったようだ。戻って謝ろう) 夕花が、住職を探すのを止めて戻ろうとした時に、夕花の情報端末が鳴った。 (え?僕?だれ?礼登さん?) 「はい」 「よかった。夕花様。晴海様は、ご無事ですか?」 「え?今、私の母親のお墓に来ていて・・・」 「え?晴海様は!」 「何が有ったのですか?」 「佐藤(さとう)太一(たいち)が、晴海様と夕花様を探し出して成敗すると…
続きを読む2020/07/31
【第九章 復讐】第十話 平穏
不御月巌の死亡が伝えられた。 研究施設や不御月が持っていた裏の権益はことごとく奪われた。 巌は、失意の中で死んでいった。生に執着して、家族を殺し続けた老人は、独り寂しく死んでいった。四肢を切断された状態で”病死”していた。誰ひとりとして、巌の死を追求しようとはしなかった。巌を守る者はなく、見送る者も居なかった。 島の地下には、膨大な資料と一緒に実験室が設置されていた。 移植を行う為の施設だと判明した。それだけではなく、禁忌となっているクローンの製作も行われていた。 ”人食いバラ”の暗号は、施設に…
続きを読む2020/07/31
【最終章】最終話 俺は、電脳世界が好きなだけの一般人だ!
3年生になっても俺の日常は変わらなかった。 3年に上がってすぐに、アプリの作成が始まった。 特別授業も継続になった。戸松先生が受け持つはずだった。なぜか、授業の半分を俺が話をしている。残りの半分は、電脳倶楽部のメンバーが交代で発表をしていた。戸松先生は居るだけの状態になっていた。 今年もセキュリティ・キャンプが行われた。 電脳倶楽部は、連覇を達成した。1年の部員も入ってきた。今年は、俺は参加しなかった。 セキュリティ・キャンプが行われる時に、未来さんからの依頼で、サイトを作っていたからだ。森下家…
続きを読む2020/07/31
【第十四章 開発】第十話 リリース
システムは、十倉さんと安池さんの、卒業式の前にリリースすることが出来た。 この数ヶ月、電脳倶楽部の面々だけではなく、勉強会に参加していたメンバーも頑張ったと思う。 プチデスマになりかけたこともあったが、乗り切った。 本番サーバに移行したら、SSL関連で問題が出た、大騒ぎになったが、TLS1.2に対応させ無ければならなかっただけだった。情報が乏しいなかで、対応方法を模索していたが、錯綜してしまっていたのだ。 サーバ側での対応も可能だったが、TLS1.1は使わないと決めて、アプリケーションをTLS1….
続きを読む2020/07/30
【第十四章 開発】第九話 開発支援
開発に参加する人数を聞いたら、十倉さんと安池さんを除くと、合計で16名。そうなると、2つのチームに分けるので、機能を8つ作る必要がある。 十倉さんと安池さんには、ランチャー機能を作ってもらう。パフォーマンスチェックはそれほど難しくはない。電脳倶楽部が頑張った結果。メモリの使用率やCPUの負荷率まで取得できるようになっている。 パフォーマンスチェックの機能 ・APIの応答時間 ・データベースの応答時間 ・APIサーバのメモリ使用率 ・データベースサーバのメモリ使用率 ・APIサーバのデータ領域の空き領域…
続きを読む2020/07/29
【第十四章 開発】第八話 デバッグ
電卓の開発は、順調に進んでいる。勉強会のメンバーの感覚では・・・。 俺は、次の特別授業までにテスト項目を用意しておこうと思う。 正常系は、それほど難しくはない。四則演算と余りが出るような計算だ。 問題は、異常系のテストだ。 テキストボックスに、値が入っていない時の処理が出来ているのか? テキストボックスに、数字以外が入っている時の処理が出来ているのか? テキストボックスに、数字で”2147483648”又は”9223372036854775808”と入力された時の処理が出来ているのか? テキ…
続きを読む2020/07/28
【第十四章 開発】第七話 開発環境
特別授業までに、新しいサーバの準備が整った。 電脳倶楽部から、何度か、バックアップとホットスタンバイに関しての質問が来た。バランサーが無いので、マスターとスレイブの関係ではなく、バックアップを作成して手動で切り替えるようにした。 特別授業では、電脳倶楽部から、開発サーバとテストサーバと本番サーバの説明と、各サーバへのアクセス方法が説明された。 最初に開発されたプログラムは、開発サーバを利用する。 デバッグが完了した物から、テストサーバに移動してテストを開始する。 テストサーバで問題が見つからなけ…
続きを読む2020/07/27
【第十四章 開発】第六話 勉強会4
発表が終わる。 上位のソースコードが並べて表示される。 本当に、些細な違いで結果が違ってくる。IF文の書き方だけではない。代入のタイミングでも違いが出てくる。 最速は、電脳倶楽部の1年生だ。勉強してきているのがわかる。通常の業務用のアプリでは使わないテクニックを使っている。必要になるメモリを先に確保していたのだ。プログラムの答えは一度動かせば解る。そこから確保すべきメモリの量を計算しているのだ、”ずる”と言えば”ずる”なのだがルールに規定していない。スレッドを使ってこなかっただけよかったのかもしれな…
続きを読む2020/07/26
【第十四章 開発】第五話 勉強会3
1週間が経過した。 戸松先生の話では、ダメ出しを受けた電脳倶楽部は、情報を集めて、スケジュールの立て直しを行ったらしい。 仕様も、見直しが行われて、インターフェースをしっかりと考えたようだ。 データベースのAPIは直接接続にしている。 APIとフロントエンドは、JSON形式でやり取りをすると決めたようだ。認証は、ワンタイムのパスワードを発行して使うようだ。認証を得るために、交換する鍵を使うようだ。アプリ側にも鍵を持たせて、お互いに鍵を交換してから、ワンタイムのパスワードを発行する。 パスワードで…
続きを読む2020/07/25
【第十四章 開発】第四話 勉強会2
「特徴?」 「はい。機械学習。いわゆる、AIなら、Pythonが適していますし、Windows で動かすだけのプログラムなら、C#やVisual BASIC などの.NET Framework が適しています。Webアプリの制作を考えるのなら、Apache + MySQL+PHPが一般的でしょう。Ruby も使われています」 「おっおぉぉ」 「言語に寄っては、出来ないこともあります。例えば、PHPで、Windows プログラムを作ろうとしても”無理”です」 「そうなのか?」 「はい、ユーザインターフェースの…
続きを読む2020/07/24
【第十四章 開発】第三話 勉強会1
約1週間かけて、いろいろな資料(プログラム)を用意した。 開発の勉強会の二回目が行われる。 もう、諦めた。十倉さんも、あの後、謝罪してくれたが、もうやってみよう。実際に、就職に役立つ知識ではないが、まったく無意味な知識でも無いだろう。 特別授業の教室は、前回と違って、パソコンルームで行われる。 まずは、電脳倶楽部が策定した仕様とスケジュールが提示され、説明が行われる。 うーん。無理目なスケジュールになっている。機能も詰め込みすぎている。 指摘するのは簡単だ。 戸松先生と目が合う。 「篠崎。何…
続きを読む2020/07/23
【第十四章 開発】第二話 特別授業
特別授業はあっさりと承諾された。 広く門戸を広げるようだ。人手は必要だけど、欲しいのは人材だ。今後の就職に役立つと言う理由で開発を学びたいとか言っている連中まで相手にできるわけが無い。戸松先生と津川先生を見ると、目線を外された。はしごを外された気分だ。 そして、俺はなぜか壇上に立っている。 俺が仕切りを任されたようだ。最初は、戸松先生が簡単に授業の趣旨を伝える。津川先生が、生徒たちをいくつかのグループに分ける。 挨拶だけをして、各グループを確認する。面談をしていく。 なぜ? 開発の”か”の字も…
続きを読む2020/07/22
【第十四章 開発】第一話 開発依頼
ハッキング問題は、元生徒が逮捕されるというショッキングな幕引きとなった。学校がどう思うかわからないが、俺としては満足ができる結果だ。 戸松先生や津川先生は、やるせない表情を浮かべているが、これ以上にいい結果が導き出せるとは思えない。ハッキングは成功しなければ、成功しても、認識出来なければ、罪に問うのは難しい。特に、プロキシや踏み台を使われている場合は、余計に難しくなる。 警察も見せしめの意味もあるのだろう、しっかりと発表していた。学校名は出さないで、ストーキングの為に学校のサイトに侵入して、女子生徒の…
続きを読む2020/07/21
【第十三章 ハッキング】第五話 ハニーポット
全てのログを解析するのに時間がかかってしまった。 確かに、量も多かったが、それ以上に80番ポートと443番ポートへの攻撃を抽出して分類したので、考えていた以上に時間がかかってしまった。 もう2時を過ぎている。今日は、このまま残りのログを解析にかけて寝よう。 寝室に戻って、ユウキの隣に潜り込んで目を閉じた。 「おはよう」 珍しく、ユウキに起こされる。 「おはよう」 ユウキが何を求めているのかわかるので、身体を引き寄せて軽く唇を合わせる。 「僕、お腹がへった」 「わかった。今日はバイクで行こう」 「…
続きを読む2020/07/20
【第十三章 ハッキング】第四話 特定作業
津川先生は、俺の話が聞けたので、警備員に連絡をいれるために、部屋から出ていった。 「戸松先生。辞めた奴の連絡まで来るのですか?」 「在籍していた確認と、辞めた理由の確認だな」 「それは、自分から”辞めた”のか、”辞めさせられた”のかですか?」 「それもあるが、北山の場合には、辞めた理由が辞めた理由だからな。バイト先に、言っていない可能性があるだろう?」 「・・・。あっそうか、この学校が、バイトOKなのは、近隣の人たちなら知っている。年齢的に、高校生だと言ってバイトを始めている可能性がある」 「高校を中退し…
続きを読む2020/07/19
【第十三章 ハッキング】第三話 解析と日常
ユウキが学校での用事が終わって、生徒会室で待っていると連絡が入った。 戸松先生と今後の方針を決めてから、俺は生徒会室に向かった。 ユウキと一緒に家に帰った。 ユウキが、”茶碗蒸し”が食べたいとか言い出した。時間がないので、週末にまわして、今日は家にある物で簡単に食べる。 じゃがいもを使ったお好み焼きを作る。お好み焼きと言うよりも、チヂミのほうが近いかもしれない。 一般的なお好み焼きよりも、多めの水で粉を溶かして、薄めに伸ばすようにする。じゃがいもは、薄くスライスする。食感が欲しいので、薄くといっ…
続きを読む2020/07/18
【第十三章 ハッキング】第二話 パスワードアタック
電脳倶楽部には、3日後に顔を出すと伝えた。 同じ奴(攻撃者)なのかわからないが、攻撃に連続性があるように思える。踏み台を使って、執拗に攻撃を繰り出しているようだ。 手元にあるログからは、判断は難しいが、ハッキングの兆候だと考えて良いだろう。 詳しくパケットを解析してみないとわからないけど、狙っているようにしか思えない。どうして、サイトに直結している場所ではない。ドメインを割り振っていない。積極的に使っているいない場所を攻撃してくるのか?偶然見つけたのかもしれないが、それでは連続で狙ってくる意味がわか…
続きを読む2020/07/17
【第十三章 ハッキング】第一話 兆候
未来さんから打ち合わせがしたいと連絡が入った。美和さん経由でも、オヤジ経由でも、俺に直接でもなく、ユウキ経由だ。 例の件が片付いたという事だ。場所をどうするのかと聞いたら、”子供部屋”に行くと言われた。 なんとなく、事情を察して、ユウキに日程の調整を頼んだ。放課後や土日なら俺は、いつでも大丈夫だが、未来さんは違うだろうと考えた。 ユウキは、喜んで引き受けてくれた。 そして、明日の19時に未来さんが、家にやってくる。迎えは、珍しくユウキがやると言っているので任せる。話を聞いたら、梓さんが車を出してく…
続きを読む2020/07/16
【第十二章 ウィルス?】第五話 日常と会議
電脳倶楽部への依頼と指導を終えた。 文化部の一部が、早速サイトに成果物を載せ始めた。サイトのデザインも、電脳倶楽部の面々が調整をしてくれる。 週末はユウキと過ごした。 ユウキが、参考書を買いに行きたいと言うので、街の本屋に向かった。 「ユウキ。参考書は見つかったのか?」 「うーん。良いのがなかった」 「他の本屋に行くか?」 「いいよ。ネットで噂を聞きながら探してみる」 「ユウキが、それでいいのなら、良いけど・・・。本は、実物を見ないと、わからないと思うぞ?」 「そうだけど、参考書だから、大丈夫だと思…
続きを読む2020/07/15
【第十二章 ウィルス?】第四話 実装と運用
海野さんが、問題が発生している施設の情報をまとめてくれると言ってくれた。俺は、中央が紹介した業者が担当した施設をまとめて貰って、紹介して貰えるように頼んだ。 資料は、明日には準備して送ってくれると言われた。 まずは、空いている場所にサーバを固定してサーバをセットアップしよう。サーバの玉もまだ残っているな。アクセス数もそれほど無いだろうから、サーバを共有させればいいかな。一応、バックアップはミラーリングでいいか・・・。DBだけは、バッチで別にデータを保存するように設定しておこう。 Apache と M…
続きを読む2020/07/14
【第十二章 ウィルス?】第三話 解決と提案
機材を片付けて、津川先生と一緒に院長先生のところに行く。 データ収集をおこなっていたサイトには、適当なデータをPOSTで送信をしておいた。ルータに空けられた穴を塞いで、作られていたユーザを削除した。ルータには、他にもVPNの機能やNAT設定やルーティング設定とかやりたい放題だ。メモだけして、話し合いのネタに使う。証拠に使えるように、設定はデータとしてダウンロードしてある。 まだ遠隔操作のプログラムも削除していない。クライアント側のプログラムを俺のノートパソコンにダウンロードして設定をした。接続の確認も…
続きを読む2020/07/13
【第十二章 ウィルス?】第二話 原因と調査
表示されたエラーメッセージを見る。 ”頭痛が”痛い状態だ。 職員は、このエラーメッセージが定期的に出ていると言っている。 だから、ウィルスが紛れ込んでいるのだと思ったようだ。 津川先生を手招きする。 津川先生が、院長先生との話を中断してこっちにやってきた。 「篠崎。もう解ったのか?」 「はい。最悪です」 「どうした、やっぱりウィルスか?」 「それよりも、たちが悪いかもしれません。津川先生。このエラーを見るのは初めてですか?」 津川先生に、スクリーンショットで保存したエラーメッセージを見せる。 …
続きを読む2020/07/12
【第十二章 ウィルス?】第一話 依頼
オヤジから、未来さんと美和さんからの依頼は問題なく達成されたと言われた。 金銭的な報酬とは別に森下家から、報酬が届けられた。俺が欲しかった物だ。すでに殆どが記入されている。 桜さんからの伝言は付箋で書かれている。 ”真一と万人には、タクミから礼をしておけ” と、だけ書かれていた。 礼の内容は書かれていないから、あとで調べて置けばいいだろう。まーさんに聞いてもいいかもしれない。 実際に使うのは、まだ先の話だ。 桜さんからは別の報酬も届けられた。ユウキが美和さんの作業を手伝った分だと書かれていて、…
続きを読む2020/07/11
【第十一章 ネットワーク会議】第五話 開発と運用
学校から帰ってきて、秘密基地でパソコンを確認すると、未来さんから返信が来ていた。 概ね問題は無いようだ。スプラッシュは、美和さんが新しく作る事務所の名前にして欲しいと言われた。 専用プログラムが一番イメージに近いらしい。細かい修正はあったが、開発の方向性は決まった。 もう一度、返事の内容でモックを作り直して、OKが出たら中身の構築を始める。 それまでは、サーバ周りの設定を行おう。 接続の確認も行っていけば、開発時に迷わないだろう。 「タクミ!」 ユウキが秘密基地に入ってきた。 「どうした?」 …
続きを読む