2020/08/14

【第九章 神殿の価値】第十八話 ヤス。爆走中

『マスター。個体名サンドラから依頼が入っています』 「ディアナに出してくれ」 『了』  ヤスは、ディスプレイに表示される文字を目で追う。  目的地も解る。荷台が空にならないように、サンドラやドーリスが調整をしてくれているのが解る。  今の荷物を運び終わってから空荷になるのはローンロットまでだな。 「マルス。積み込みは?」 『おおよそ、52分で終了します』 「わかった。少しだけ寝る。終わったら起こしてくれ」 『了』  ヤスは、居住スペースに移動する。  もともと、改造されて快適に過ごせるようになっていた居住ス…

続きを読む

2020/08/09

【第九章 神殿の価値】第十七話 物流倉庫

 ヤスは、各地に出来た拠点に荷物を運んでいた。  拠点から拠点に荷物を運んでいる。主に、建材に使うような物が多く、馬車ではそれこそ、数ヶ月にも渡って搬送しなければならない建材も、ヤスなら1-2日で搬送できる。それも、馬車の何倍もの量を積んでも大丈夫なのだ。 「旦那様」 「あぁ今日、神殿の主が来たのだったな。どうだった?」 「・・・。はい」 「どうした、正直に話せ。何か、無茶なことをいいだしたのか?それなら、辺境伯に苦情を言わなければならない」 「いえ、違います。神殿の主様は、ヤス様と名乗られまして、その荷物…

続きを読む

2020/08/03

【中級】あそこから

 ITバブルが世間を席巻していた時、実は、IT会社には不況の波が訪れていた。  世間が感じていたバブルは、”ITを語った商社のバブル”だったのだ。この世の中は、”商社”が儲かると金が回るように思われているが、IT関連の商社の場合には、上が儲かればそれだけ下が圧迫されるのだ。ゼネコンと同じ図式になると考えて貰えれば良いだろう。  私が在籍していた職場にも、歪んだ”バブル”が押し寄せてきました。  今では、珍しくない”企業内企業”として運営していた会社でした。それまでは、親会社からの資金投入でうまく回っていたの…

続きを読む
広告

2020/08/03

【第九章 神殿の価値】第十六話 女子会の続き?

「リーゼじゃないの?」  ディアスの言葉は、リーゼの事情を知っている者たちは、あえて口にしなかったセリフだ。  皆の微妙な雰囲気を悟って、ディアスは首を撚る。  リーゼの雰囲気や、ヤスのリーゼへの優遇から、間違いないと思っていた。サンドラやアデーが違うのなら、第一夫人は間違いなく、リーゼだと思っているのだ。サンドラやアデーが第一夫人なら、リーゼは第二夫人になると思っていたのだ。 「ディアスは、リーゼの種族はご存知?」  代表して、サンドラがディアスに説明を始めた。 「えぇエルフ族だとお聞きしましたが?」 「…

続きを読む

2020/08/02

異世界でもプログラム【改】

 俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。  とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。  火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。  転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。  魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる! —  こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。  彼は、プログラムの知識を利用し…

続きを読む

2020/08/02

チート能力を持った高校生の生き残りをかけた長く短い七日間【改】

 バスの事故で異世界に転生する事になってしまった高校生21名。  神から告げられたのは「異世界で一番有名になった人が死ぬ人を決めていいよ」と・・・・。  徐々に明らかになっていく神々の思惑、そして明かされる悲しい現実。  それら巻き込まれながら、必死(??)に贖い、仲間たちと手を取り合って、勇敢(??)に立ち向かっていく物語。  転生先でチート能力を授かった高校生達が地球時間7日間を過ごす。  異世界バトルロイヤル。のはずが、チート能力を武器に、好き放題やり始める。  全部は、安心して過ごせる場所を作る。も…

続きを読む
広告

2020/08/01

【序章】第一話

 ここはどこだ?  ちょっと待て、昨日、やっとデスマから開放されて、しっかり納品された打ち上げをやったのは覚えている。その後で、馴染みの店に顔を出した。  その後だ!電車に乗ったと思う。  全部考えても、おかしな状況を説明する事は出来ない。  さて、落ち着こう。辺りを観察しないとダメだろう。  目の前には、乗ろうとした電車が、止まっている。そう、オレンジのラインが入った、真ん中を走る電車だ。車掌の顔がはっきりと見える。身体も動くから、俺は”まだ”死んでは居ないのだろう。  横を見ると、ホームの上で、同僚や部…

続きを読む

2020/08/01

スキルイータ

 俺は、どうやら死んでしまうようだ。  ”ようだ”と言ったのは、状況がよくわからないからだ、時間が止まっている?  電車を待つ間、仲間と他愛もない話をする。  異世界に転生したら、どんなスキルをもらうか?そんな話をしながら、電車が来るのを待っていた。 ”ドン!”  この音を最後に、俺の生活は一変する。  そして、途方にくれている。 ”神!見て笑っているのだろう?ここはどこだ!”  異世界の、草原に放り出されている。かろうじて服は着ているが、現地に合わせた服なのだろう。スキルも約束通りになっている。だが、それ…

続きを読む

2020/07/31

【第十章 終幕】最終話 僕が愛した人

 住職にお願いをする為に、夕花は晴海の元を離れた。 ”ぶぅ~ぶぅ~ぶぅ~ぶぅ~”  間の抜けた呼び出し音がなる。  晴海の情報端末が鳴っている。 (持ってきてしまったようだ。戻って謝ろう)  夕花が、住職を探すのを止めて戻ろうとした時に、夕花の情報端末が鳴った。 (え?僕?だれ?礼登さん?) 「はい」 「よかった。夕花様。晴海様は、ご無事ですか?」 「え?今、私の母親のお墓に来ていて・・・」 「え?晴海様は!」 「何が有ったのですか?」 「佐藤(さとう)太一(たいち)が、晴海様と夕花様を探し出して成敗すると…

続きを読む
広告

2020/07/31

【積読】転生少女の履歴書 10 (ヒーロー文庫)

書籍紹介 転生少女沼にハマる人続出。婚約者はゲスい王子、クセ強すぎな王族、コウお母さんの安否…ますます展開が読めないと超話題! ヘンリー殿下の婚約者となったリョウ。 各地への挨拶周りの道中、何者かから命を狙われてしまう。 黒幕を推測して落ち込んでしまうが、元気を取り戻す出来事も。 また、リョウのためにヘンリーが護衛を呼んでいて、その中には懐かしい顔ぶれがあって、リョウもほっとする。 しかし、様子のおかしいヘンリー殿下や、カインとの関係もギクシャクするなど、新たな火種がリョウを悩ませることに――。 関連作品 …

続きを読む

2020/07/31

【積読】傭兵団の料理番 10 (ヒーロー文庫)

書籍紹介 「弟子にしてくれ」。食王への道が本格化? カムジャタン、ハンバーグ、冷や汁、レモンのコンフィ…飯テロ警報に警戒せよ! 「俺を弟子にしてくれ! 」「結婚するならシュリ……」「シュリを引き取る! 」 その人柄と料理の腕前に、男女問わず、身分関係なく引く手数多の傭兵団の料理番・シュリ。 その魅力の魔力は、ついには国家間の争奪戦を引き起こす事態に。 ニュービストのテビス姫、アズマ連邦のトゥリヌ、オリトルのミトス、アルトゥーリアのフルブニル――。 四か国の王族が集まったシュリを賭けた綱引きの行方は? 一方、…

続きを読む

2020/07/31

【第九章 復讐】第十話 平穏

 不御月巌の死亡が伝えられた。  研究施設や不御月が持っていた裏の権益はことごとく奪われた。  巌は、失意の中で死んでいった。生に執着して、家族を殺し続けた老人は、独り寂しく死んでいった。四肢を切断された状態で”病死”していた。誰ひとりとして、巌の死を追求しようとはしなかった。巌を守る者はなく、見送る者も居なかった。  島の地下には、膨大な資料と一緒に実験室が設置されていた。  移植を行う為の施設だと判明した。それだけではなく、禁忌となっているクローンの製作も行われていた。  ”人食いバラ”の暗号は、施設に…

続きを読む
広告

2020/07/31

【最終章】最終話 俺は、電脳世界が好きなだけの一般人だ!

 3年生になっても俺の日常は変わらなかった。  3年に上がってすぐに、アプリの作成が始まった。  特別授業も継続になった。戸松先生が受け持つはずだった。なぜか、授業の半分を俺が話をしている。残りの半分は、電脳倶楽部のメンバーが交代で発表をしていた。戸松先生は居るだけの状態になっていた。  今年もセキュリティ・キャンプが行われた。  電脳倶楽部は、連覇を達成した。1年の部員も入ってきた。今年は、俺は参加しなかった。  セキュリティ・キャンプが行われる時に、未来さんからの依頼で、サイトを作っていたからだ。森下家…

続きを読む

2020/07/31

【第十四章 開発】第十話 リリース

 システムは、十倉さんと安池さんの、卒業式の前にリリースすることが出来た。  この数ヶ月、電脳倶楽部の面々だけではなく、勉強会に参加していたメンバーも頑張ったと思う。  プチデスマになりかけたこともあったが、乗り切った。  本番サーバに移行したら、SSL関連で問題が出た、大騒ぎになったが、TLS1.2に対応させ無ければならなかっただけだった。情報が乏しいなかで、対応方法を模索していたが、錯綜してしまっていたのだ。  サーバ側での対応も可能だったが、TLS1.1は使わないと決めて、アプリケーションをTLS1….

続きを読む

2020/07/30

【第十四章 開発】第九話 開発支援

 開発に参加する人数を聞いたら、十倉さんと安池さんを除くと、合計で16名。そうなると、2つのチームに分けるので、機能を8つ作る必要がある。  十倉さんと安池さんには、ランチャー機能を作ってもらう。パフォーマンスチェックはそれほど難しくはない。電脳倶楽部が頑張った結果。メモリの使用率やCPUの負荷率まで取得できるようになっている。  パフォーマンスチェックの機能 ・APIの応答時間 ・データベースの応答時間 ・APIサーバのメモリ使用率 ・データベースサーバのメモリ使用率 ・APIサーバのデータ領域の空き領域…

続きを読む
広告

2020/07/29

【第十四章 開発】第八話 デバッグ

 電卓の開発は、順調に進んでいる。勉強会のメンバーの感覚では・・・。  俺は、次の特別授業までにテスト項目を用意しておこうと思う。  正常系は、それほど難しくはない。四則演算と余りが出るような計算だ。  問題は、異常系のテストだ。  テキストボックスに、値が入っていない時の処理が出来ているのか?  テキストボックスに、数字以外が入っている時の処理が出来ているのか?  テキストボックスに、数字で”2147483648”又は”9223372036854775808”と入力された時の処理が出来ているのか?  テキ…

続きを読む

2020/07/28

【第十四章 開発】第七話 開発環境

 特別授業までに、新しいサーバの準備が整った。  電脳倶楽部から、何度か、バックアップとホットスタンバイに関しての質問が来た。バランサーが無いので、マスターとスレイブの関係ではなく、バックアップを作成して手動で切り替えるようにした。  特別授業では、電脳倶楽部から、開発サーバとテストサーバと本番サーバの説明と、各サーバへのアクセス方法が説明された。  最初に開発されたプログラムは、開発サーバを利用する。  デバッグが完了した物から、テストサーバに移動してテストを開始する。  テストサーバで問題が見つからなけ…

続きを読む

2020/07/27

【第十四章 開発】第六話 勉強会4

 発表が終わる。  上位のソースコードが並べて表示される。  本当に、些細な違いで結果が違ってくる。IF文の書き方だけではない。代入のタイミングでも違いが出てくる。  最速は、電脳倶楽部の1年生だ。勉強してきているのがわかる。通常の業務用のアプリでは使わないテクニックを使っている。必要になるメモリを先に確保していたのだ。プログラムの答えは一度動かせば解る。そこから確保すべきメモリの量を計算しているのだ、”ずる”と言えば”ずる”なのだがルールに規定していない。スレッドを使ってこなかっただけよかったのかもしれな…

続きを読む
広告

2020/07/26

【第十四章 開発】第五話 勉強会3

 1週間が経過した。  戸松先生の話では、ダメ出しを受けた電脳倶楽部は、情報を集めて、スケジュールの立て直しを行ったらしい。  仕様も、見直しが行われて、インターフェースをしっかりと考えたようだ。  データベースのAPIは直接接続にしている。  APIとフロントエンドは、JSON形式でやり取りをすると決めたようだ。認証は、ワンタイムのパスワードを発行して使うようだ。認証を得るために、交換する鍵を使うようだ。アプリ側にも鍵を持たせて、お互いに鍵を交換してから、ワンタイムのパスワードを発行する。  パスワードで…

続きを読む

2020/07/26

【読了】もふもふと異世界でスローライフを目指します! (2) (アルファポリスCOMICS)

雑感 アルファポリスコミックスは、巻末のおまけマンガが楽しみ。 最凶のゲートボールですね。 書籍紹介 ブラック気味な日常を過ごす青年「有仁」が落っこちた先は異世界に広がる「死の森」でした。そんな大ピンチに助けてくれたエルフの「オースト爺さん」のはからいで、彼は少年「アリト」として長い旅に出ることになりました。旅路の毎日には思わぬ出会いと発見がいっぱいです。 関連作品 カナデ関連作品 寺田イサザ関連作品

続きを読む

2020/07/26

【読了】吸血姫美夕 朔 6 (6) (チャンピオンREDコミックス)

雑感 美夕の母親と父親の話。 父親の名前は初出?だと思う。 ラヴァーの話は、前作?で書かれていたからわかっていたが、父親と母親の話になってくるとは思わなかった。 陰陽道と吸血姫はたしかに相容れないのだろう。もう少し話が複雑になりそうな状況だけ残しているから、続刊が気になる。 書籍紹介 少年探偵団の周りで頻発する鳥殺人事件の 犯人は、突然転校してきた謎の美少女・ 千里とトンビだった…! 美夕と千里たちの戦いが激しさを増していく中で、 美夕の正体に気づいていく平家のダイとメイたち。 なぜ、ダイとメイは美夕を「忘…

続きを読む
広告

2020/07/26

【読了】境界迷宮と異界の魔術師 4 (ガルドコミックス)

雑感 この作品は、原作小説を何気なく買った所から読み始めて、コミカライズを買って、Web版を読み始めた珍しい作品です。 話しの内容が、シリアスに偏りすぎないあたりが好きです。 書籍紹介 魔術師の少年は王より稀代の称号を得る―― 騎士・メルセディア率いる調査隊が窮地に陥っているところを救出したテオドール達は、迷宮からの帰還の護衛を頼まれる。 すると、深い森の中で彼らの前に謎の少女が現れ、その導きにより一行は、迷宮に眠る《封印の扉》を発見。 思わぬ成果を手にしたテオドール達は、王家への扉発見の報告をメルセディア…

続きを読む

2020/07/26

【読了】元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~ (2) (角川コミックス・エース)

雑感 エコ登場。 主要メンバーは、あと一人? ユカリまで届くかと思ったけど、無理だったのですね。 世界一位までは、まだまだ時間が掛かりそうですね。 何か、イベントを飛ばすにしても、話しがわからなくなってしまうでしょう。 書籍紹介 新たな仲間は「筋肉僧侶」!? 可愛らしい獣人少女の秘めたる可能性! 王立魔術学校に潜入したセカンドは、獣人少女・エコに出会う。セカンドは、学校内で苛烈ないじめを受けていたエコにとある可能性を見出した。どうにかエコを仲間にするため、セカンドはとんでもない行動を起こす…! 関連作品 沢…

続きを読む

2020/07/26

【読了】ネクストライフ (5) (角川コミックス・エース)

雑感 権力を持った理解者ができたのか? 旅の目的がはっきりとし始めたのでしょうかね。 ダンジョン攻略というよりも、ダンジョンへのピクニックにしか思えないのは、気の所為でしょうか。 書籍紹介 アステリアに協力することにしたマリウス達が「試練の地下遺跡」に挑む!! アステリアに協力することにしたマリウス一行は、大英雄メリンダの遺産「封魔の宝石」を手に入れるため、厳重な罠の施された「試練の地下遺跡」に向かう。一方、魔人達も本格的にマリウス達を捜し始めていた――。 関連作品 相野仁関連作品 市倉とかげ関連作品 鵜飼…

続きを読む
広告

2020/07/26

【読了】精霊達の楽園と理想の異世界生活 (4) (バーズコミックス)

雑感 聖域の話が出始めました。 規模が大きくなる一歩手前の様な巻です。 レベルアップが始まっていますが、それらを全部ひっくり返す。精霊たちの可愛さが光っています。 書籍紹介 ある日突然、異世界の荒野に転移してしまった森園裕太。そこで風の美女精霊・シルフィと、その幼女精霊・ベルと出会う。チートな開拓スキルを駆使し、開拓が進むにつれ出会う可愛い精霊達に癒されながら、理想の異世界生活を目指して大奮闘! いよいよ畑づくりも佳境に突入し、森の下級精霊・タマモ(子狐)がついに本領発揮! 果たして「死の大地」で野菜は収穫…

続きを読む
1 2 3 4 5 29