スキルが芽生えたので復讐したいと思います。の記事一覧

2022/05/17

【第三章 スライム今度こそ街へ】第五話 買い物?

帰りは、セノバから電車に乗って、清水まで移動して、市場(河岸の市)に行こう。留守番をしてくれている子たちにお土産を買っていきたい。肉よりも、魚系が好きな子が多い。街中で買ってもいいけど、しっかりした物を買うのなら、河岸の市が便利だ。 「ライ。他に、何か欲しい物はある?」 「お姉ちゃん。文字や言葉が学べる本ってある?」 「ん?文字や言葉?」 「うん。僕は、読めるけど、カーディナルやアドニスたちも、文字が読みたいみたい」 「え?カーディナルたち?」 「うん。他の者たちも!」 「そう?わかった。セノバの上に本屋が…

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2022/05/08

【第三章 スライム今度こそ街へ】第四話 町から街へ

早く駅に到達する方法は、カーディナルに送ってもらうか、人の姿で、スキルを使って走り抜ける方法だ。 しかし、目立つので、その考えは、頭から追い出して、素直に自転車を使う。 通いなれた下り坂を、いつも以上の速度で降りていく、カーディナルに乗って移動していたときに比べれば、遅く感じてしまう。 駅について、ホームに移動する。 誰にも怪しまれていない。地下の自転車が置いてある場所から、ライも一緒だ。ライは、交通系カードを持っていないから、二人分の切符を購入した。 『お姉ちゃん!お姉ちゃん!』 「ライ。声を出していいよ…

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2022/05/01

【第三章 スライム今度こそ街へ】第三話 出発

「お姉ちゃん」 「うん」 ライが、男の子の姿になって、私を”お姉ちゃん”と呼ぶ。 外では、マスター呼びは目立つうえに不審者に見えてしまう。似ては居ないが、”姉”という設定だ。名前は、”ライ”のままだ。本名は”雷太(らいた)”とでもしておけば不自然ではない。と、思う。ちなみに、女の子(私の分体)は、”フウ”だ。本名も、”風(ふう)”だ。とある、漫画の好きなキャラクターの名前だ。設定をマルパくした。誕生日は12月12日。射手座のA型。身長だけは、156cmには出来なかったのが心残りだ。 ”にゃ!” 「パロット。…

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2022/04/19

【第三章 スライム今度こそ街へ】第二話 確認

服は・・・。さすがに、制服はダメだろう。 でも、困った。平日の昼間に、街に行ったら、間違いなく怪しまれる。最悪は、警察の厄介になってしまう。 学校を辞めているから、補導されても困らない。でも、身元を証明するもの・・・。あ! (マイナンバーカード!) 良かった。作っておいて・・・。 写真も入っている。身分証明書として使える。親も親戚も居ないから、補導されたら・・・。うーん。 補導されない様にすればいいのか? 学校がある時間はダメだ。 夕方は、移動を考えると、難しい。まず、過保護な家族から許可が出ないだろう。 …

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2022/04/12

【第三章 スライム今度こそ街へ】第一話 家族会議

新しい子たちが、我が家の庭と裏庭に揃うまで3週間もかかった。 しょうがないのだろうけど、”転移”のスキルとか無いのかな?移動が面倒だ。私とライだけなら、カーディナルやアドニスに乗っていくこともできるけど、家族で移動を考えると、難しい。 高校を卒業したあとな、免許も取れていただろうけど・・・。今は、免許は無理だ。人の姿になれる。確認したけど、指紋もある。声は出せるようになった。遠征で新しいスキルが沢山芽生えた。まだ、ライや家族たちが検証中だ。私が得たスキルで、一つだけは私だけが得たスキルのようだ。 私が得たス…

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2022/04/01

【第二章 スライム街へ】第二十七話 謎?

透明な壁の中に充満していた煙?が消えた。 その後で、ムクドリ?スズメ?種類までは分からないが、鳥が一斉に飛び立った。 どこに、これほどの鳥がいたのか・・・。 それだけでも不思議なことだが、透明な壁の中にいた魔物たちが・・・。倒されている? なぜだ?何があった?戦闘音だけではない。”何も”音がしなかった。 「円香!」 隣にいる円香も、俺と同じように、魔物たちがいた場所を見つめている。 「孔明」 「円香。何が見えた!」 「・・・。聞きたいか?」 「俺も聞きたい」 蒼も俺と同じ考えのようだ。 俺には、何も見えなか…

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2022/03/14

【第二章 スライム街へ】第二十六話 ??

オーガ・キング(仮称)が倒れた。 ラストアタックは、私がもらってしまった。別に、ラストアタックだから、特典があるわけではない。多分。 ”ライ!” 『ダークとフィズの一部がオーガの範囲攻撃で怪我をしましたが、かすり傷です。命にも、移動にも、問題はありません』 ”よかった。他は?” 『疲れは出ていますが、問題はありません』 ”わかった。一度、拠点で休んでから、家に戻ろう” 『はい。結界に使った魔石は、回収しますか?』 ”うーん。回収をしておいたほうがいいとは思うけど、難しいよね?” 『いえ、人と接している場所は…

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2022/03/08

【第二章 スライム街へ】第二十五話 決着

”キング!クイーン!お待たせ” キングとクイーンが、オーガたちにスキルを浴びせかける。 ”ライ!” 『はい。タイミングはマスターがお願いします』 ”わかった。キング。クイーン。離脱!” 二人から、了承が伝えられる。 ”テネシーとクーラーは、キングとクイーンが抜けた場所にスキルを!” 『マスター。サポートに、フィズを!』 ”お願い。皆。キングとクイーンの離脱をサポート。行くよ!” キングとクイーンを追撃しようとしていたオーガがスキルを受けて、立ち止まる。離脱が成功したのを見て、ライから作戦が伝えられる。 『マ…

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2022/02/23

【第二章 スライム街へ】第二十四話 掃討

 キングとクイーンに、追加の援軍を送った。オークの処置は、後方で待機していた者たちに頼んだ。 ”ライ!” 『はい。ダークとドーンで、結界の外を警戒させます』 ”うん。魔物が居たら、討伐を頼める?” 『上位種までなら、色違いが居たら、ピコンとグレナデンを向かわせます』 ”お願い”  ダークとドーンなら、結界の外に居ても不自然には思われない。と、いいな。 『マスター。結界の外、2キロ範囲には、魔物は居ないようです』 ”わかった。動物も?” 『魔物になってしまった。猫が3匹だけ確認できました』 ”え?魔物?猫?”…

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2022/02/17

【第二章 スライム街へ】第二十三話 説明

 プロジェクターで表示されたデータを食い入るようにギルドのメンバーが見ている。 「それで円香?見えない壁がどうした?」 「孔明。説明の前に・・・。茜」 「はい?」 「把握出来ている魔物の位置を追加して欲しい。あと、獣は除いてくれ」 「難しいことを・・・。少しだけ待ってください」  里見茜が端末で、データの整理を行う。 「円香?」 「予想が当たれば、これからの対応が少しだけ楽になるかもしれないぞ?」  上村蒼は、榑谷円香の言葉を聞いて、浮かせた腰をまた椅子に降ろした。  柚木千明が、里見茜がデータの精査をして…

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2022/02/09

【第二章 スライム街へ】第二十二話 中盤

 結界はまだ作用している。  キャンプ場に居た魔物たちは、討伐できている。人の遺骸も見つかっている。人数は解らないが、マスコミが騒ぎ出すには十分な数なのだろう。 ”ライ。人らしき遺体は、一か所にまとめて” 『すでに指示をだしてあります』 ”ありがとう”  さて、中盤戦だ。  オークの上位種と色違いが相手になる。  オークの上位種だけなら、私とカーディナルなら、100体でも対応ができる。  でも、上位種の後ろに色違いが見える。オークが群れになっている。色違いは、戦力分析が難しい。よくわからない。  オークのテ…

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2022/01/31

【第二章 スライム街へ】第二十一話 想定外

 ゴブリンの上位種や色違いを討伐した。 ”ライ。慎重に対処して” 『はい』  ライから、皆に向けての指示が飛ぶ。  キャンプができる場所の殆どを解放できた。川?湖に隣接部分は、すでに魔物は掃討できている。 ”ライ。こちらの被害は?”  見た感じでは、被害は無いと思っている。  大けがを追えば、ライがすぐに知らせてくれる。撤退を考えなければならない。  気分が悪いだけで戦っている状況だ。無理をする必要はない。 『ナップが、人が放つ光で目をやられましたが、復活しています。アイズが、ゴブリンの色違いの攻撃を受けま…

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2022/01/23

【第二章 スライム街へ】第二十話 序盤

”ライ!状況を常に報告して” 『はい!』  ライにお願いをして、私たちは天子湖のキャンプ場に向かう。  向かっている最中も、外周部から攻めている者たちの状況が報告されてくる。  先行していた、フィズとナップが結界の中に入って、魔物たちへの牽制を始める。少しでも、私たちの負担を減らそうとしてくれているのだろう。 ”フィズ!魔物よりも、人の牽制をお願い。制服を来ている人と、スキルを持つ人には注意して!結界の内側から牽制をお願い”  フィズとナップから了承と返事が来る。  ライとのリンクで、制服を来ている者には注…

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2022/01/19

【第二章 スライム街へ】第十九話 開戦

 夕日が眩しい時間だ。  天子湖から、私たちがいる場所は離れている。私は、スライムになってカーディナルに乗っている。  状況分析と最終確認をしている。  結界も上手く作動しているから、天子湖にいる人たちは中には入られていない。  数名の、—多分自衛官だと思うけど・・・。結界を調べている。もしかしたら、鑑定のスキルを持っている人がいるのかもしれない。何度も、鑑定で調べているけど、私に繋がるような情報は結界では表示されない。  もし、私に繋がったとしても、今の私はスライムだ。問題になったとしたら、逃…

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2022/01/01

【第二章 スライム街へ】第十八話 報告

 円香さんにお願いされたミッションはクリアでいいのかな? 「千明!」 「あっ円香さん。舞に情報を渡してきました」 「そうか、解った」 「よかったのですか?」 「なにが?」 「舞は、直接報道はしませんが、制作ですよ?」 「構わない。どうせ、どこかに流す情報だ。それに、調べればわかることだ」  確かに、新しい情報もあるけど、調べればわかる事だ。  実際に、ギルドのメンバーになってみて解ったけど、隠すべき情報は、ほとんど存在しない。秘匿コードで呼んでいる、”ファントム”の情報くらいだ。ファントムを秘匿しているのも…

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2021/12/04

【第二章 スライム街へ】第十七話 絶望

 望月舞は、迷っていた。  手元にあるネタだけでは、番組にならない。ギルドのメンバーに、昔なじみの”柚木千明”を見つけて話しかけたが、重要な情報は聞き出せなかった。自分たちが持っている情報と違いはなかった。  ギルドから配られた情報には、知らなかった内容が含まれているが、それは皆に共有されてしまっているので、ネタとしては弱い。  本社筋からは、ギルドや警察や自衛隊を無視して、キャンプ場に突入しろと意味がわからない命令まで出ている。  もう、何人も死んでいる。幸いなことに知り合いに犠牲は出ていないが、地元の猟…

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2021/11/23

【第二章 スライム街へ】第十六話 最終確認

 円香が、テーブルの上に放り投げた資料は、以前に見せてもらった”ファントム”に関する物だ。 「そうか、ファントムか・・・。結界のスキルを持っている可能性があったのだよな?」 「あぁ。しかし・・・。この中に”ファントム”が居るとは思えない」  円香は、キャンプ場に集まっているマスコミや自衛官や警察官や消防官を見回している。 「そうなのか?!」  蒼は、驚くが、俺もこの中に”ファントム”が居るとは思えない。 「ファントムが、どんな移動手段をもっているのかわからないが、自衛隊や警察の関係者である可能性は低い」 「…

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2021/11/17

【第二章 スライム街へ】第十五話 結界?

 皆が、私の周りに集まってくる。  報告は、ライが受けている。 「ご主人さま」  ライが、皆からの報告をまとめてくれた。キャンプ場の囲い込みは成功した。問題は、小屋の周りだったけど、成功した。結界を張った周りには、魔物が居ない所までは確認が出来た。 ”どうしたの?” 「休んでください」 ”うーん。疲れていないけど・・・。そうだね。順番に休もうか?” 「はい」  私が休まないと、家族も休まない。警戒の順番を決める。どうやら私は必要がないようだ。ライも同じだ。  結界が機能しているから、警戒は必要がないとは思う…

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2021/11/06

【第二章 スライム街へ】第十四話 主導権?

 ギルドの面々は、キャンピングカーから降りた。三匹の猫は、キャンピングカーのケージに入れられている。 「上村さん!あっ!桐元さん」 「おぉ松。久しぶりだな。お前の部隊が来ているのか?」 「はい!松原小隊が封鎖及び魔物の掃討を行います」  桐元孔明も、上村蒼も、小隊が出てくるとは思っていなかった。分隊が出てきて、封鎖を行っていると思っていた。初期段階で、小隊が出てきているのに驚いた。 「ギルドの皆さんですか?山梨県警古屋です」  警察手帳を見せながら、古屋は松原と話をしていた、桐元孔明と上村蒼に話しかける。現…

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2021/11/05

【第二章 スライム街へ】第十三話 到着

 バイバスに入っても、渋滞は解消しなかった。  興津川を越えた場所で、事故が発生している。事故は、一箇所ではなく、蒲原に入った場所と富士川の橋でも事故が発生していた。  そのために、到着予定時間が伸びてしまっている。ナビには、その先でも渋滞している状況が表示されている。 「円香!ダメだ。渋滞が酷い。76号を使うぞ」  上村蒼は、ナビを操作している榑谷円香に宣言する。 「富士富士宮由比線か?狭い場所が多いけど、大丈夫か?」  県道76号は、途中から山道になる。  山の中を突き進む。WRCのドライバーなら、10…

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2021/11/04

【第二章 スライム街へ】第十二話 悪対惡

”人が多い”  この前よりも、人が増えている。  スマホでも持ってくれば、調べられたのだけど、取りに戻る時間がもったいない。  魔物の数も増えている。  山側の封鎖が出来ていないのだろうか?  え? ”カーディナル。オーガの近くに移動して”  カーディナルにお願いをして、オーガたちが居た小屋が見える場所まで移動した。 ”なんで?”  そこに居るオーガたちは、人を捕らえている。残念ながら、死んでいるのは見た目で解る。頭が潰されている。  一人や二人ではない。目視だけだが、5-6人は犠牲になっている。もっと多い…

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2021/11/03

【第二章 スライム街へ】第十一話 天子湖

「はい。上村」  上村蒼は、運転しながら車のハンドルに付いているハンドフリーで電話を受けた。  車に装備されている機能を使っているので、相手の声も同乗者には解ってしまう。 『上村中尉!』 「どうした?珍しいな。間違えるな。俺は、もう中尉じゃないし、お前の上官でもない」 『失礼しました。上村さん。今、時間は大丈夫ですか?』 「あぁ車で、移動中だ。孔明とギルドのメンバーも一緒だが、問題はない」  上村蒼は、元部下にギルドの仕事で移動していると伝えた。  ギルドのメンバーが一緒だと伝えることで、会話が筒抜けになっ…

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2021/11/02

【第二章 スライム街へ】第十話 準備

”それじゃもう一度、練習をしてから、天子湖に向かうよ!”  私の宣言で、皆が了承を伝えてくる。  川だと思っていた所は、天子湖という人口の湖だ。キャンプ場を、魔物が占拠した。近くの小屋には、オーガたちが居る状況だ。地図から、距離や広さを調べて、練習するための場所を裏山に設定した。広さだけではなく、家に残る者たちの協力を得て、模擬戦が出来るようにした。  そこで、戦略を考えながら、練習を行っている。  結界を併用するのがいいだろうという結論になった。  私たちが攻撃を開始すると、警官隊や自衛隊が、攻撃を開始す…

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2021/11/01

【第二章 スライム街へ】第九話 相談

 キングとクイーンは、もう少し池?湖?川?の状況を確認したいらしい。  私とカーディナルは、急いで家に戻ることにした。  家では、既に私が状況を説明している。  私が家に戻ると、議論は終わっていた。  反対者は居なかったということだ。どうやら、ライが、私の受けた衝撃や哀しみを皆に伝えたようだ。ライが感じた衝撃や哀しみや憎しみが私に伝わるように、私に生じた感情は、ライにも伝わってしまう。 『ご主人さま。困りました』 ”ライ?どうしたの?”  私とカーディナルが到着してすぐに、ライとアドニスが近くにやってきた。…

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2021/10/30

【第二章 スライム街へ】第八話 だらける

 人の姿にも慣れてきた、元人間です。  女子高校生らしく、制服を着てみましたが、元々自分が着ていただけに似合っています。良かったです。パロットも似合っていると言ってくれている。ライに至っては、自分も人の形状になって制服を着たがったが、男性タイプにしかなれなくて、我慢してもらった。さすがに、自分の制服を男性顔のライが着るのには抵抗があった。  スキルを調整すれば、複数の女性タイプに慣れるのかと思ったけど、ライからの説明で、どうやら素体となった数が影響しているようで、人は女性タイプが一人と男性タイプが一人のよう…

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