2020/09/26
【第一章 王都散策】第十七話 おっさん人に会う
まーさんとカリンが、イーリスの屋敷という研究所に住み始めて、20日が経過した。 カリンは、変わらずイーリスと勉強会という名前のお茶会をおこなっている。まーさんは、ロッセルやイーリスの同僚?に日本語を教える代わりに、酒代をもらっている。マスターの店にデポジットを行ってもらっているのだ。 今日も、まーさんは、マスターの店に来ている常連に”うまい飯屋”を紹介してもらって、夕飯を食べてからマスターの店に行く予定にしていた。昼には、日本語の読み聞かせを行っているので、懐も温かい。カリンの勉強会は、イーリスが居る…
続きを読む2020/09/25
【第四章 ダンジョン・プログラム】第一話 地下で
「マナベ様?」 カルラが困惑した表情で質問してくる。アルバンは、周りを眺めているが、壁を触って”すげぇ”と騒いでいる。 「とりあえず、二人共、問題はなさそうだな」 「にいちゃん!ここは?」 「ダンジョンの最下層。ボスを倒した後の通路だ。戻ると、ボスの部屋だ」 「本当!」 アルバンは、後ろの扉を開けようとする。カルラが止めようとするが、既に扉に手をかけている。 「アルバン!」 カルラが慌てる。当然だ。 ダンジョンの最下層。それも、ボスの部屋に通じる扉を開けようとしているのだ。 「え?あれ?開かない」 …
続きを読む2020/09/24
【第一章 王都散策】第十六話 女子高校生魔法を使う
まーさんが、王都を散策している時間に、カリンはイーリスに頼んで”生活魔法”が書かれている本を貸してもらった。あと、勇者たちに対抗するためという理由をまーさんに考えてもらって、各種魔法の本を用意してもらった。同時に、勇者たちが持っていない魔法を知るために、聖魔法と闇魔法が書かれた本も用意してもらった。 「まーさん。生活魔法が使えるようになったよ」 「そうか、今度、教えてくれ」 「わかった」 軽い感じで話をしているが、よほど”魔法特性”が高い人物でも”使える”ようになるのに、1-2ヶ月程度は必要になる。その…
続きを読む2020/09/23
【第四章 マガラ神殿】第十六話 告白
「リン。何が有ったの?」 ミルが俺に気を使っているのがわかる。マヤがいないことを、俺に問いかけてこない。それに、魔狼たちの存在も気になっているのだろう。 「ミル。どこまで知っている?」 「え?僕は、さっき説明した通り、リンとマヤがマガラ渓谷に落ちたと聞いて・・・」 「そうか、ナナは何も言わなかったのか?」 「ナナさん?聞いていないよ?なんか、王都に使いを出していたけど・・・」 ミルは、俺から目線を外さない。 「そうか、俺とマヤが、血がつながった兄妹では無いのは?」 「マヤから聞いた。でも、黙っていて欲し…
続きを読む2020/09/23
【読了】とんでもスキルで異世界放浪メシ 6 (ガルドコミックス)
雑感 スイの大冒険の本編。おまけではないが、なんとなく順番的には、こちらをあとで読んでしまう。 ドラちゃんの姿だけが出て終わります。 やっとドラちゃんが出てくるのですね。次の巻が楽しみです。 いつものドタバタで終わっているので、楽に読めます。 巻末の付録を楽しみにしていたので、嬉しい内容でした。 書籍紹介 ワイバーンの肉は、美味いのだぞ。 「あの肉を煮たのか! それは楽しみだ!!」 街に迫るワイバーンの討伐を頼まれてしまったムコーダ一行。 美味い肉が手に入ると意気込むフェルは、スイに飛行モンスターとの戦闘の…
続きを読む2020/09/23
【読了】とんでもスキルで異世界放浪メシ スイの大冒険 4 (ガルドコミックス)
雑感 お祭りの話で終わりますが、ルサールカ様が出てきます。話を聞いているだけの回です。 書籍紹介 スライムの毎日、いつだってお祭り。 死者の魂を祀る“再会の日”を迎えた街は喧噪や活気に満ちムコーダとスイは初めてのお祭りに興奮が収まらないようで……。 「とんでもスキルで異世界放浪メシ」の公式スピンオフコミック カレーリナでの生活にも馴染んできたスイがお届けする第4巻。 関連作品 江口連関連作品 双葉もも関連作品 雅関連作品
続きを読む2020/09/23
【読了】とんでもスキルで異世界放浪メシ 9 ホルモン焼き×暴食の祭典 (オーバーラップノベルス)
雑感 肉ダンジョンと盗賊王の宝の話です。次回は、どうするのだろう盗賊王の回想とか読んでも面白くないのだけど・・・。 ムコーダさんの恋愛模様が一向に改善しないのが可哀そうに思えてきてしまう。 書籍紹介 このダンジョン、ドロップ品が全部“肉”!? 「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたサラリーマン、ムコーダ。 彼はカレーリナの街のマイホームを従業員(奴隷)達に任せて、フェル、スイ、ドラちゃんと共にローセンダールの街を訪れる。 その目的は、ドロップ品のほとんどが肉だという通称「肉ダンジョン」!…
続きを読む2020/09/23
【読了】鑑定魔法でアイテムせどり 1 ~アラサー、掘り出しアイテムで奮闘中~ (オーバーラップノベルス)
雑感 古本用語のせどり以外に適当な用語がなかったのでしょうがないと言っても、転売ヤーだと印象が最悪ですからね。それに、値が上がる物を買うのではなく、安く売られている物を適正価格で売っているだけですからね。 話の内容は、まぁそうだよね的な展開です。 気になるのは、作者の『小説家なろう』のアカウントが無くなっていることですが・・・。 オーバーラップの他の作者は残っているので自主的に削除したか、アカウント削除に有ったかだろうな。 書籍紹介 『上級ポーション』『貴重な魔導書』『伝説の装備まで!?』 掘り出しアイテム…
続きを読む2020/09/23
【読了】異世界の貧乏農家に転生したので、レンガを作って城を建てることにしました@COMIC 第1巻 (コロナ・コミックス)
雑感 レンが作りというか、土魔法?確かに、土魔法を極めると書かれるよりは、興味がひかれるタイトルですが、レンガは最初だけだよね。多分? 書籍紹介 身一つから、成り行きで天下統一!? 後に「現人神」と呼ばれる少年の建国英雄譚、待望のコミカライズ開幕! 描き下ろし特別漫画 &原作・カンチェラーラ先生による書き下ろしSSを収録! 【あらすじ】 王家が衰退し動乱の続く異世界。 とある寒村で、後にアルスと呼ばれることになる幼児は“土いじり”――“畑の土壌改良”をしていた。 「街作り」…
続きを読む2020/09/23
【読了】出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした@COMIC 第3巻 (コロナ・コミックス)
雑感 何を書いてもネタバレになりそうな展開ですね。 読んでいて気になったのは、勇者と英雄の違いですけど、それもラノベによって違うので、なんとも言えないとは思いますが・・・。 書籍紹介 既刊重版続々! 元英雄の望まぬヒロイック・サーガ、コミカライズ第3巻! *「ニコニコ静画」にて560万PV突破! [青年マンガ]部門日間1位獲得! ! *原作・紅月シン先生による書き下ろしSS & 描き下ろし特別漫画をW収録! 【あらすじ】 「さあ、今宵は降霊祭。聖者と死者が交わる一夜限りの夢。不帰の客人と踊る夜――…
続きを読む2020/09/23
【読了】執事・黒星は傅かない 4 (花とゆめコミックス)
書籍紹介 「愛しさあまって唇を汚してしまいました」 執事とお嬢の恋に、最大ハプニング発生★ 夏の別荘で黒星の愛は止まらない…!! 2020年9月刊 関連作品 音久無関連作品
続きを読む2020/09/23
【読了】フラレガール 7 (花とゆめCOMICS)
書籍紹介 無自覚エロスJK×ド天然男子の恋、家族も普通じゃない!! イチャつきMAXのクリスマスから一転、青山家半壊!? 曲者揃いの8人きょうだいがそろい踏みで…!? 赤坂家もみんな登場★ ちょいエロラブコメ第7巻! 2020年9月刊 関連作品 堤翔関連作品
続きを読む2020/09/23
【読了】鬼の花嫁は喰べられたい 1 (花とゆめCOMICS)
雑感 すごく好み。 推さな妻。云々ではなく、周りの反応が塩梅がよくて好み。 すれ違いも、相手を思ってのすれ違いなのがいいです。 書籍紹介 幼い頃、酒呑童子に命を救われた人間の少女・真白(ましろ)。 彼の食糧になるため喰べ頃の17歳で酒呑童子に嫁ぐことに! しかし、一方の酒呑童子は真白を溺愛していて食糧にする気などなくーー!? お互いが好きすぎてすれ違う!? 無意識イチャイチャ新婚生活第一巻! 2020年9月刊 関連作品 サカノ景子関連作品
続きを読む2020/09/21
【第一章 王都散策】第十五話 おっさん日常を謳歌する
まーさんたちが、王城を出て、1週間が経過した。 何もすることがなく、惰眠を貪りつつ情報収集を、行っていた。簡単に言えば、やることが無いから、ダラダラしていたが正しい表現だが、まーさんは夜になると”ふらっ”と部屋を出て商業区にある飲み屋に行くようになった。 「まーさん。今日も、飲み屋?」 「バステトさんをお願いします」 「はい」 ”にゃ!” バステトが、まーさんの部屋からカリンの部屋に移動する。 夕方に、カリンと交わした会話もこれで、4日連続となっている。 最初は、訪ねてきたロッセルに紹介された店に…
続きを読む2020/09/21
【読了】高嶺と花 18 (花とゆめCOMICS)
雑感 最終巻の後日談付きを購入したけど、本編自体が後日談のような感じでした。 書籍紹介 鷹羽(たかば)会長のはからいでドキドキの2人暮らしがスタート! 滝行(?)、披露宴、大学受験を乗り越え、ついに結婚式へ…! 華麗ならざるラブゲーム、溢れる笑顔でここに完結! 2020年9月刊 関連作品 師走ゆき関連作品
続きを読む2020/09/21
【第一章 王都散策】第十四話 おっさん納得する
「バステトさん。紋章の件は、把握出来たのですが、称号は偽装したものですよね?」 ”ふにゃ?” 「違うのですか?」 ”にゃ!” 「確かに、バステトさんとの繋がりを感じます」 ”ふにゃ” 「そうですか、バステトさんも繋がりを感じてくれているのですね」 カリンが二人の会話を不思議そうに見ている。 「まーさん。バステトさん。会話が成立しているように思えるのですが?」 「え?成立していますよ?」 ”にゃ!” バステトも、まーさんの”成立している”を肯定する。カリンは、自分の常識を疑うように頭を左右に振る。 「カリ…
続きを読む2020/09/20
【第一章 王都散策】第十三話 おっさん会話をする
まーさんは、内扉がノックされる音で目を覚ました。 (誰だ?あぁそうか、カリンしか居ないな) 「いいよ。こちらには鍵はかけていない」 「まーさん。入って大丈夫?」 「あぁ」 鍵が開けられる音がする。 内扉には両方に鍵が付けられている。カリンは自分の部屋に付けられていた鍵を開けて、扉を開けた。 「本当だ。まーさん。不用心だよ?」 「ん?カリンは、俺を襲うのか?」 「え?あっ!」 カリンは、自分が開けた扉が内扉だと気がついた。自分が開けなければ、誰も開けないのだ。 「いいよ。それで、こんな時間に訪ねてきた…
続きを読む2020/09/17
【第九章 神殿の価値】第二十四話 住民代表会
ヤスの宣言を、大木の都(ヒュージツリーラント)の代表者で協議した。 実行してもいいだろうと賛成したのは、アフネスとサンドラとルーサとイワンとラナだ。反対したのは、エアハルトとドーリスだ。意見を保留したのは、ヴェストとデイトリッヒだ。デイトリッヒは、冒険者の取りまとめとして参加している。ラナは、住民の代表として参加した。 賛成した者の意見は、別段反対する理由がないという意見だ。アフネスはユーラットに溜まっている貴族からの間者が居なくなれば嬉しいという考えが根本にある。サンドラは、うるさい貴族の問題が片付…
続きを読む2020/09/17
【第一章 王都散策】第十二話 おっさん部屋に入る
イーリスから話を聞いてから、まーさんとカリンは部屋に移動した。 割り当てられた部屋は、隣り合っている。 まーさんは、ベッドで横になると、目をつぶった。疲れていると認識はしているが、眠いわけではない。 (異世界転移か・・・。シンイチ辺りが聞いたら喜ぶか?それとも、カズトの方が好きそうな展開だな。意外な所では、ヤスシ辺りも好きそうだな。シンイチは過労死だったな。カズトも取引をしていた会社を首になった奴に殺された。ヤスシもトラックごと行方不明。あいつらとサクラとカツミだけか・・・) まーさんは、20歳を越…
続きを読む2020/09/14
【積読】落ちこぼれぼっちテイマーは諦めません (2)
書籍紹介 自分より弱い魔物しか従えられないテイマーという職業のため、おちこぼれ扱いされていた少年ルフト。そうした逆境にもめげす、彼は様々な魔物を従魔にし、賑やかな冒険者生活を送っていた。そんな折、ギルドからの依頼で謎の多い“未開の地”へ向かうことになる。新たな冒険に緊張する一方で、新しい魔物との出会いに胸躍らせるルフトの前に現れたのは――かっこいい全身鎧の魔物に、空を飛ぶ寂しがりやのサメ、全身石でできたサルやトカゲといった癖が強すぎる魔物たち!? 落ちこぼれテイマーが超ユニークな魔物たちを味方につけて、誰も…
続きを読む2020/09/14
【読了】異世界転移したのでチートを生かして魔法剣士やることにする(1) (ガンガンコミックス UP!)
雑感 原作を読んでいました。かなり前だったので、思い出すまでに時間がかかってしまいました。 話の内容は、よくあるチート物ですが、テンポがよく主人公が悩まないのがいいです。 何も考えないで読むと幸せになれるかもしれません。 書籍紹介 Lv.1の冒険者、規格外のスキルと魔力で爆速レベルアップ!? 目を覚ますと異世界に転移していた、ゲーマーの涼宮楓。異世界を満喫するつもりが、チートな魔力・スキルと、ゲームの知識で最強の冒険者になっていた!?「失格紋の最強賢者」「転生賢者の異世界ライフ」「異世界賢者の転生無双」の進…
続きを読む2020/09/14
【読了】没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた@COMIC第1巻 (コロナ・コミックス)
雑感 なろう作品ですね。 設定がどうのこうのとかではなく、まぁこういう作品もいいですよ。 何も考えないで絵の綺麗さで読み進められます。 原作レイプになっていないですし、原作よりはわかりやすいと思います。 書籍紹介 「小説家になろう」年間3位!(※2020年7月時点) 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー、待望のコミカライズ!! 描き下ろし特別漫画 & 原作・三木なずな先生による書き下ろしSSを収録! 【あらすじ】 晩酌を楽しんでいた男は、気づけば異世界の貴族の五男・リアムの肉体に乗り移ってい…
続きを読む2020/09/14
【読了】育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる(1) (ガンガンコミックス UP!)
雑感 よくある復讐ものかと思ったら全然違うようです。納得しての解雇のようです。 領地にはまだ至っていませんが、これからが楽しみです。 書籍紹介 最強【領地】を育成! 育成スキルはもういらないと、勇者パーティを解雇された主人公・エイガは退職金のかわりにもらった【領地】遠雲(とくも)を訪れる…。その【領地】には、とんでもない秘密あった!? 関連作品 黒おーじ関連作品 たかはし慶行関連作品 teffish関連作品
続きを読む2020/09/14
【読了】魔法科高校の優等生11 (電撃コミックスNEXT)
雑感 長かった九校戦の終わりです。 そして、完結でした。 最後まで、原作の裏側的な話でした。 エピローグ的な巻でした。 書籍紹介 劣等生の兄を想い続ける、優等生の妹の物語。九校戦編、フィナーレへ!! 幾多の波乱を乗り越え「九校戦」の総合優勝を果たした一高。だが、一高の生徒たちが喜びに沸く祝賀会のなかに達也の姿はない。 九校戦の裏で蠢いていた黒い影を討つべく動き出した兄に、深雪はただその身を案じることしかできず……。 九校戦編、ついに完結! 関連作品 佐島勤関連作品 森夕関連作品 石田可奈関連作品
続きを読む2020/09/14
【読了】魔法科高校の劣等生 師族会議編(1) (Gファンタジーコミックス)
雑感 原作を読んでいる人なら問題はないが、四葉継承編が終わっていないのに、出していい話なのでしょうか? 帯でネタバレの予感が出ていて、数ページで四葉継承編のクライマックスに関わる部分のネタバレがされています。 師族会議編は、これから続く長い話の序章なので絶対に必要だとは思いますが、順番を考えてほしかった。 書籍紹介 深雪の婚約に、異議あり! 魔法界に公表された、司波深雪の四葉継承と婚約。しかし、十師族の一条家から異議が申し立てられる。一方、魔法科高校では、素性を隠していた司波兄妹を敬遠する空気が流れ、達也と…
続きを読む2020/09/14
【読了】魔法科高校の劣等生 四葉継承編(1) (Gファンタジーコミックス)
雑感 四葉継承編 3巻くらいの長さかな? 原作に忠実に書いているようだし、読んでいて原作を読み直そうかと思った位です。 同時に出ている、師族会議編に繋がる話ですが、いいのですか?盛大なネタバレのように思えてしまいます。 書籍紹介 深雪の心を乱す、四葉のしきたり。 司波深雪のもとへ、四葉本家から手紙が届く。それは一族の有力者が集まる新年の集い「慶春会」への招待状。文面から深雪は、自分が四葉家次期当主へ指名されると予感する。しかし、後継者に選ばれれば、同時に相応しい「婚約者」を迎えなければならず…。「入学編」、…
続きを読む2020/09/14
【第一章 王都散策】第十一話 おっさん話をする
目の前に置かれた紅茶から湯気が立たなくなった位で、イーリスが部屋に入ってきた。 「おまたせしましてもうしわけございません」 「いや、いい。新しいお茶を貰えるか?」 「・・・。はい」 イーリスは、扉の側に控えていたメイドに目配せをした。 扉が開いた音がして、部屋からメイドが出ていった。 「常識が違う可能性があるから参考程度に聞いて欲しい」 「はい」 「待たせる可能性があるのなら、温かいお茶を客だけに出すな。そして、急に来られなくなったのなら、伝言を誰かに持たせろ」 「あっ」 「まーさん。まーさん」 「ど…
続きを読む2020/09/12
【第一章 王都散策】第十話 おっさん王都を移動する
王城を出て、待っていた馬車に乗り込んだ。王城を出てすぐの場所で待機していたようだ。 「まー様。馬車に乗ってください」 「イーリスから乗らないとおかしいだろう?」 「それもそうですね」 イーリスが、従者と馬車に乗り込む。まーさんとカリンは、周りを警戒するフリをして辺りを見る。 「まーさん」 「見られているな?」 「やっぱり!どうします?」 『にゃ!』 まーさんの懐に入っていた、バステトがまーさんの肩に乗って、二人を見ている方向を向いて鳴き声を上げた。 「バステト?」 『ふにゃ?』 「ふふふ。可愛いですね…
続きを読む2020/09/12
【読了】初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる! (4)
雑感 今度は、ダンジョンと悪魔です。 魔物という設定なのは読んでいればわかりますが、いきなり悪魔を従魔化する展開は後付のように感じてしまいました。 楽園が出てくると、神と同等になってしまう。丸投げ開発なのでまだ理解出来ます。 書籍紹介 内容(「BOOK」データベースより) 神様のイタズラによって命を落としたお詫びに、三つの便利な初期スキルを授かって異世界に転生した銀髪の少年、ラルク。聖国から義父のグルドを救出し、再び冒険の日々を送っていた彼はある日、神様から新たなスキルをもらう。そのスキルは新しい世界を創造…
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