2020/10/29
【読了】コレットは死ぬことにした 17 (花とゆめCOMICS)
書籍紹介 日頃の感謝を込めて、ハデス様がお願いを叶えてくれる「ハデス様スペシャルデー」が開催されることに! 家来の皆やコレットがハデス様に願った事とは――? そしてコレットは自分が生まれた村に足を運び…。 笑いありラブあり涙ありの第17巻! 2020年10月刊 関連作品 幸村アルト関連作品
続きを読む2020/10/29
【読了】ラブ・ミー・ぽんぽこ! 4 (花とゆめCOMICS)
書籍紹介 種の存続のため、婚活に励む化けだぬき・ぽんこ(♀)。 人間姿のぽんこ(たぬ沢蘭子)を溺愛する一(はじめ)と、ぽんこを溺愛する真(まこと)の双子兄弟に正体がバレないよう同居している。 実は狸の天敵である“狼”の血を継いでいる双子。 ぽんこも双子自身もそのことを知らなかったが、ついにぽんこが知ってしまった…! そのことがぽんこにある影響をもたらして…?? 新キャラも登場!なサバイバル婚活ラブコメ、第4巻!! 2020年10月刊 関連作品 赤瓦もどむ関連作品
続きを読む2020/10/29
【第二章 王都脱出】第五話 おっさん悪巧みをする
「フォミル殿。お願いがありますがいいですか?」 辺境伯は、まーさんを真っ直ぐに見つめる。 「なんだ?」 「まず、俺たち・・・。カリンと二人で、思いつく限り、前の世界に合った料理やどこぞの貴人が言っている物を再現する」 「ほ、本当か?!それは・・・」 まーさんが、手を上げて興奮した辺境伯を手で制する。 「フォルミ殿。全て、お渡しします。使い方や特許で条件を付けさせてください」 「解っている。まーさんたちに不利益にならないようにする」 「それもあるのですが、材料の調達をお願いしたい。それと・・・」 まーさ…
続きを読む2020/10/27
【第四章 ダンジョン・プログラム】第六話 カルラからの報告
「クリス!」 「はい。はい。カルラからの報告書が届いています」 「そうか!アルは無事なのだな!」 「アルノルト様が簡単に死ぬはずがありません。ユリウス様。落ち着いてください」 「俺は、落ち着いている。それよりも、アルは何をしている?戻ってくるのか?」 「はぁ・・・。ユリウス様。アルノルト様が、簡単にご自分で決めた道を破棄されるとお考えですか?」 「・・・。解った。報告には、なんと書かれている?」 クリスティーネは、カルラから送られてきた報告書を、ユリウスに渡した。 自分が読んで問題がないのは確認している…
続きを読む2020/10/26
【第五章 マヤとミル】第三話 神殿
「マスター。眷属たちに食事を配り終えました。にゃ」 「ありがとう。ロルフ。マヤの様子は?」 「・・・」 「ロルフ!」 「はいにゃ!神殿に、マヤ様の気配はないにゃ」 「どういうことだ?」 「わからないにゃ」 ミルの首筋を触るが、脈はあるので生きているのは確認できる。鑑定で見てみるが、以前に見た情報と変わっていない。マヤに変わった感じはしていない。 マヤだけが消滅したのか?それなら、ロルフは”気配がない”とは言わない。”消滅した”と説明するだろう。 「ロルフ。どうやって、マヤが”居る”と判断している」 「は…
続きを読む2020/10/24
【第十章 エルフの里】第一話 状況確認
神殿の領域は(・)静かな時間が流れている。 今日は、神殿の各村の代表と各部署の責任者を集めた会議が行われている。 神殿を取り巻く情勢が落ち着いてきたので、後始末と今後の対応を含めた話し合いを行っている。 会議の冒頭で、状況をマルスが皆に説明している。 サンドラやアーデベルトやドーリスは知っていることも多かったが、状況を全ては把握していない。当初は、認識合わせを行おうとしたのだが、ヤスが”神殿として認識している”事実をベースに考えたいと説明したことで、皆がマルスの話を聞いてから、後始末と各自に来てい…
続きを読む2020/10/23
【読了】魔欠落者の収納魔法~フェンリルが住み着きました~(1) (モンスターコミックスf)
雑感 ふーん。漫画になると、チープに思えてしまう。 設定のゆらぎをより感じてしまう。 内容は面白いので読み進められますが、気になってしまう箇所があるのが残念。 書籍紹介 誰もが当たり前のように6つの魔法が使える世界。 逆に、その6つの魔法を完全に使いこなせない人達は”魔欠落者”と呼ばれ蔑まれている。 収納魔法しか使えないエイルはそれで父親に売り払われ、さらに魔法の欠陥により危うく死にかける事態に。 そんな中、ある少年と伝説の魔物との出会いが、エイルの運命を大きく変える…。 関連作品 …
続きを読む2020/10/23
【読了】ネタキャラ転生とかあんまりだ! THE COMIC 1 (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)
雑感 極振り? うーん。話は面白いので、考えないで読みます。それが正解だと思います。 書籍紹介 最強&無敵の《龍人少女》に転生!?極振り技で異世界無双! ! 日常がどうしようもなく退屈で、ゲームに没頭する毎日を送る大学生・相川徹は、なぜか気づいた時には異世界の森の中に一人佇んでいた…。しかも、どうやらゲームのお遊びで作った《ネタキャラ》に転生したようで――…。溢れんばかりの中二心と己の理想を詰め込んだ《龍人少女》に転生!?『極振り技』で異世界無双!??最強&無敵のTS転生ファンタジーここ…
続きを読む2020/10/23
【読了】最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える 1 (ガルドコミックス)
雑感 一つの王道ですね。 声でのバフというのは面白いと思います。 裏切られる所までのはなしなので、先が気になってしまいます。 書籍紹介 俺の野望に、王道はいらない。 英雄だった亡き祖父との誓いを果たすべく“最強の探索者“を志す少年ノエル。 しかし彼に発現したジョブは【話術士】――戦闘能力は最弱の支援職だった。 「俺一人では最強を掴めない」そう悟ったノエルは、不屈の精神と知略を以て“強者”を従え操ることに活路を見出す。 周りに集った探索者を容赦なく手駒にする彼の冷酷なやり方は、見知らぬ…
続きを読む2020/10/23
【読了】転生幼女はあきらめない 1 (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)
雑感 ハードモードが始まる予感。 イージモードのときにもう少しだけ情報収集しておくべきでしたと・・・RPGならやり直しを考えるところですね。 書籍紹介 よちよち幼女、転生した異世界で大奮闘! 転生した世界で有力貴族オールバンス家に生まれたリーリア。母の命と引き換えに生まれてきたことで父親から疎まれ、いきなり人生ハードモード!? でも絶対にあきらめない! 数々の困難に直面しても、持ち前のちょっと変わった愛らしさで皆に愛されながら、”よちよち”ではない”すたすた”…
続きを読む2020/10/23
【読了】錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。(3) (ガンガンコミックス UP!)
雑感 規格外というほどでもなくなってしまっているように思えてしまう。 書籍紹介 規格外の師弟に“王家”からの依頼!その内容は…、ドラゴンの復活!? 規格外の能力を持つ錬金術師レイスとその師匠ルリメスの元に、なんと王家からの指名依頼が入る。その内容は、王国の象徴【晶竜】の復活!依頼を受けたレイス達は、共に依頼を受けた貴族のセスと協力し、晶竜復活のために必要なあるものを求めて、精霊サラマンダーの住む山へ向かうことになり…!?【小説家になろう】発!自重を知らない超規格外の錬金術師とそれに巻き込まれる美少女冒険者の…
続きを読む2020/10/23
【読了】聖女の魔力は万能です 5 (フロース コミック)
雑感 聖女の魔法が発動する話が含まれています。 女子会が行われる話で終わりますが、これから大変なことが待っているのでしょうね 書籍紹介 WEB発20代OLの異世界スローライフ、待望の第5巻! 残業終わりに異世界召喚された、ちょっと仕事中毒な20代OL・セイ。 セイが使った不思議な力により周囲の薬草には 金色の靄がかかり、その薬草を使いポーションを作ったところ なんと効果が五割増しのさらに五割増しに!? 【聖女の術】ではないかと思われる 不思議な力を再度使おうと試みるが なかなか上手くいかず、悩んでいたところ…
続きを読む2020/10/23
【読了】賢者の孫 (15) (角川コミックス・エース)
雑感 さすがは賢者と導師ってことでしょうかね。 最終決戦前の話が挟まるのでしょうが、盛り上がってきていますね。どこまで、コミカライズするのでしょうか? 書籍紹介 ハンター魔人達との全面対決、決着! しかし、後味が悪い結果に…。 拠点にいた魔人達の殲滅目前、シン達は2体の魔人を取り逃がしてしまった。冷静な判断力を失ったシン達は、やることなすこと全て後手に回ってしまう…。逃亡した魔人が王国に迫る中、ピンチに駆け付けたのは…!? 関連作品 吉岡剛関連作品 緒方俊輔関連作品 菊池政治関連作品
続きを読む2020/10/23
【読了】継続は魔力なり~ハズレ魔法で異世界無双~2 (コロナ・コミックス)
雑感 ダンジョン攻略までの話です。 Web版と流れが同じなので、違和感はないのですが、チーレムには間違いありません。 好き嫌いがはっきりと分かれる作品だと思います。 書籍紹介 叔父であるダミアンと共闘し、王城襲撃犯・アレンと激闘を繰り広げるレオンス。 「勇者の血筋」に対して並々ならぬ憎悪を向けるアレンに対し、レオンスは創造魔法の真髄を見せる! そして、レオンスは創造魔法に使える新たな素材を求め、元勇者の祖父ケントとともにダンジョンを訪れることに。 押しかけてきたシェリーとリーナを交えてダンジョン内でちょっぴ…
続きを読む2020/10/23
【読了】勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う(4) (ガンガンコミックス UP!)
雑感 勇者パーティーとの決別。 求めているものが違うのならしょうがない。崇高な作業をしているのなら、自分たちだけでやればいい。周りを巻き込むべきではない。 書籍紹介 今度の仲間は精霊族!?最強ビーストテイマーの快進撃! 精霊族の姉妹を救うため、魔法攻撃を無効化する魔物・シャドウナイトと戦うことなったレインたち。“迷いの森”を攻略して、ビーストテイマーとしての実力を見せたことで、レインは勇者パーティーに再勧誘されるが…。「俺たちと魔王を討伐すれば、地位も名声も、金だって手に入るんだぞ!」「いらないよ、そんなも…
続きを読む2020/10/23
【読了】優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。~異世界で幸せに暮らします~(1) (モンスターコミックスf)
雑感 Web版を読んでいます。 転生モノですが、元が小学生なので、違和感が少ないです。 書籍紹介 小学生のユーキは、ある日、不幸な事件によってこの世を去ってしまう。 気づいたら神様に、別の世界で新しい生活を始めることが告げられる。 「向こうでワンちゃん待っているからね」もふもふのワンちゃん(フェンリル)と一緒に異世界転生したユーキは、騎士団長の家で生活することに。 たくさんのもふもふと、優しい人々とともに、異世界での幸せな生活が、いま始まる! 関連作品 ありぽん関連作品 ひのみち関連作品
続きを読む2020/10/23
【積読】ひとりぼっちの異世界攻略 life.5 超越者と死神と自称最弱 (オーバーラップ文庫)
書籍紹介 クラスメイトを超越者へ導け クラスごと異世界に召喚された“ぼっち”の高校生・遥。 王女率いる近衛師団を偽迷宮の罠で撃破した遥は、王国との戦争開戦に備えてレベルアップを急ぐクラスメイトの教官役を引き受けた。 クラスメイトが目指すはLv100――勇者が到達したという“超越者(オーバー)”の境地。 しかしLv100の壁を超えるには過酷な条件をクリアする必要があり……!? かくして戦争への準備は着実に進むが、王国も静観するばかりではない。 遥のもとに王国が送り込んだのは“超越者(オ…
続きを読む2020/10/23
【読了】ひとりぼっちの異世界攻略 5 (ガルドコミックス)
雑感 ひとりぼっちの定義を聞きたいけど、一人ぼっちなのでしょう。 でも、けして独りではない。守りたい者が居る。守る場所がある。 最後がきれいになっているので、最終話になってしまってもいい感じでした。 原作小説も買っているのですが、楽しく読んでいます。 書籍紹介 遥は迷宮の最下層にいた迷宮皇アンジェリカを闇の呪いから解放する。 一方、地上では謎の魔物の集団暴走が発生。委員長からSOSが届く―― 「急げ! 街のみんなを救うんだ!!」 遥と迷宮皇、意気投合(?)の“ぼっちコンビ”が魔物を薙ぎ倒す! “…
続きを読む2020/10/23
【読了】目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 2 (MFC)
雑感 設定云々ではなく、話の流れがわかりやすくて好きです。 Web版を読んでいて、コミカライズを書い始めたのですが、コミカライズで過不足無く話が進むので、楽しく読めます。 書籍紹介 ゲームと似た世界に転移した廃ゲーマー、美少女たちとスペース無双! 傭兵として雇われて、さっそく宇宙戦争開始! いざ、愛機の実力を試すとき―――! 関連作品 リュート関連作品 松井俊壱関連作品 鍋島テツヒロ関連作品
続きを読む2020/10/23
【積読】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫)
書籍紹介 開催される豊穣の宴で巻き起こるのは――シルとのデート!? TVアニメ3期決定! 『ベルさんへ。今度の女神祭、デートしてください』 「「「「こっ、恋文だぁぁぁ!!」」」」 「ええええええええええええええっ!?」 街娘からの一通の手紙が波乱を呼ぶ! 挽歌祭とともに『二大祭』に数えられる『女神祭』で、ベルはなし崩し的にシルとの逢瀬に臨むことに。だが、何も起こらない筈もなく!豊穣の女主人、剣姫、更には【フレイヤ・ファミリア】を巻き込んだ大騒動に発展してしまう! 「全ては女神のために。――死ね、娘」 そして…
続きを読む2020/10/23
【読了】VRMMOでサモナー始めました (4) (バンブー・コミックス)
雑感 闘技大会の予選終了までです。 Web版を呼んでいあので、内容は大まかには解っていますが、かわいい絵が着いていると印象も違ってきます。 書籍紹介 可愛さ極振りウサギ、闘技大会に出陣!! 本領発揮のモフモフ劇場、開幕♪ 大人気ネットゲーム「FWO」で、サモナーとして過ごすユウ。 妖精の国を救ったり、巨大イノシシをハントしたりと 本人はもちろん、モフモフ可愛い召喚獣達も強く楽しく成長の日々♪ しかし――― 超大型イベント「闘技大会」がいよいよ開幕!! 意気揚々と参戦しようとするも、参加資格に悩ましい条件があ…
続きを読む2020/10/22
【読了】続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (電撃文庫)
雑感 やっと追いつきました。 積読だった、高校編を全部読み切って、新しいシリーズを読みました。 続いているようで、新しい感じがする不思議な感じがしました。 書籍紹介 圧倒的な能力を示し波乱の高校生活に幕を下ろした達也。次なる秘策は――。 数多の強敵を打ち破り、波乱の高校生活に幕を下ろした司波達也。彼は新たな野望の実現のため動き始めていた。 一般社団法人『メイジアン・カンパニー』。 達也が専務理事に就任したその組織の目的は、魔法適性はあるものの実用レベルに至らない存在、メイジアンの人権保護の実現。魔法師が兵器…
続きを読む2020/10/22
【第二章 王都脱出】第四話 おっさん辺境伯にあう
待ち合わせの時間には少しだけ早かったが、まーさんは、料理をマスターに頼むために、店に向かった。 「マスター」 「まーさん。お客は既に来ているぞ」 意外なことに、待ち人が既に来ていると言われた。偉い人は遅れてくるというイメージを持っていたまーさんは、驚いた顔をマスターに向ける。 「え?まだ約束の時間にはなっていないとおもうけど・・・」 「あぁまーさんに会うのを楽しみにしていたみたいだ。まーさんのレシピや蒸留器を一通り揃えて部屋に置いてある」 「お。助かる」 まーさんは、マスターに持ってきた物を渡した。 …
続きを読む2020/10/18
【第四章 ダンジョン・プログラム】第五話 監視ソリューション
カルラとアルバンとエイダが最下層に挑戦している頃に、俺はダンジョンの監視ソリューションを完成させた。 監視は、それほど難しくは無かった。 プッシュで送られてくるダンジョンからのデータを受信できるポイントを設定して、表示するだけでよかった。よくある、動画を再生する方法と同じだ。 簡単に出来た。ダンジョンが動画を撮影していると仮定してネットワークを繋げてみた。カメラがネットワークカメラとして認識が出来た。 最初は、ネットワークカメラとして認識させた状態で開発を行った。 Motion JPEG のスト…
続きを読む2020/10/18
【第五章 マヤとミル】第二話 ジャイアニズム
魔法陣に光が集まり、強く光りだす。 目を開けていられないくらいに強く光ってから光が明滅した。徐々に、明滅の感覚が長くなっていく、光も弱まっていく。 光だけなのに、肌が刺されたような感覚にとらわれる。 「・・・」 肌を刺す光も弱まり、目が開けられるようになる。 魔法陣には、ミルが立っている。 後ろ姿でも、ミルなのはわかる。 魔法陣の最後の光が消えた。 「ミル!」 ミルが、膝から崩れ落ちるように魔法陣の中で座り込んでしまった。 「ロルフ!」 「わからない。にゃ」 駆け寄って、マヤを抱き寄せるが…
続きを読む2020/10/15
【第九章 神殿の価値】第二十七話 ハインツノート2
王国内が再編されている状態にも関わらず、僕や父上は王都から離れられない。 毎日ではないが会議が行われている。神殿の主の協力(アーティファクト)が必要になる前提ではあるが、物資の輸送が可能になり、生産調整が必要になってしまっているのだ。派閥内で調整は可能だが、派閥に属さない貴族家への配慮も必要になる。もちろん、王家の直轄領や公爵家へ配慮も同様だ。輸送に適さない物は、近隣で調整すればよかったが、長距離搬送が可能になり状況が変わった。 神殿の主が提供するアーティファクトは、神殿に住まう者が教習を受けて運用が…
続きを読む2020/10/15
【第二章 王都脱出】第三話 おっさん提案する
まーさんは、マスターの店に足を向けた。 「おっちゃん!」 少しだけ離れた路地に居た子供がまーさんに話しかける。子供が駆け寄ってくる。目線を落として、まーさんは子どもたちの頭を押さえつける。 「何度も言っただろう。”まーさん”と呼べと!」 「おっちゃんは、おっちゃんだよ。おっちゃん。何か、仕事はない?」 まーさんの足にじゃれ付いてきた子どもたちは、全部で3人。孤児院で生活している子供たちだ。まーさんは、街歩きの時に子どもたちに銅貨を渡して、道案内をさせた。それだけではなく、安い店や親切な店を教えてもらっ…
続きを読む2020/10/14
【第四章 ダンジョン・プログラム】第四話 開発!
「エイダ。カルラとアルバンは?」 「今は、レベル4に挑戦しております」 「そうか・・・」 俺と一緒にダンジョンに向かう条件として提示したのは、このダンジョンの階層主と同程度に調整した魔物の討伐だ。 レベル4というのは、40階層にいる魔物たちを倒している最中だということだ。 正直な話をすれば、少しだけ驚いている。 「マスター」 「あぁ」 俺の手が止まっているのをエイダが注意した。 俺は、プログラムを作っている。エイダのバージョンアップだ。エイダは、新しいプログラムがないと固定された状態から解放されな…
続きを読む2020/10/13
【第九章 神殿の価値】第二十六話 ハインツノート1
僕の名前は、ハインツ。クラウス・フォン・デリウス=レッチュ辺境伯の長子だ。 ”俺”という一人称を使ったり、”私”と言い換えてみたりしているが、”僕”が一番しっくりと来る。 今の僕の役割は、妹のサンドラからくる情報を、父や派閥の長(陛下)に伝えるのが仕事になっている。 こんな状況になってしまったのには理由がある。 僕の弟である、ランドルフの問題行動に起因している。 最初に話を、サンドラから聞いた時には、僕が自ら手を汚して殺してやろうかと思った。 サンドラの機転と、神殿の主の温情によって救われた。…
続きを読む2020/10/12
【第五章 マヤとミル】第一話 ミルとマヤ
俺たちは、マガラ神殿に帰ってきた。 ミルには、俺の非道な行いも告げている。それでも、ミルは俺に付いてきた。 「リン?」 「あぁいいのか?」 「うん。僕が、リンの役に立てる。最高な気分。一つだけ心残り」 「え?」 「リンに抱いてもらいたかった」 「それは・・・」 「わかっている。でも、リンの説明だと、僕の身体をマヤが使うのだよね?」 「あぁ」 「それなら、リンが抱くのは、僕の身体で、僕だと言ってもいいよね?」 「え?」 「それに、多分、白い部屋で待つことになると思うから、僕がリンに抱かれるところを見られる…
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