2020/03/28

【第七章 王都ヴァイゼ】第十五話 ユーラットへ・・・到着出来なかった

 ヤスと辺境伯が話をしている最中に、物資を積んだ馬車が門を抜けてきた。  馬車を見たヤスが辺境伯に、情報はドーリスに伝えるようにお願いして、その場を立ち去る。 「ドーリス殿」 「クラウス様。もうしわけありません。ヤス様は・・・。その・・・」 「サンドラから聞いていた通りの人ですね」 「え?」 「貴女もですが、ヤス殿は・・・。”よくわからない”という言葉が似合う御仁はいませんね」 「そうですね。数日間、一緒にいましたが本当に”よくわからない”人でした」  コンテナを開けて物資の搬入を始めたヤスを二人が見つめて…

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2020/03/25

【二番目の愛情】戸惑いの告白

 俺には長男だけど二番目の子供だ。  当然の事だと思う。  俺は少しだけ複雑な子供だ。  俺の父はバツ1なのだ。  父の再婚相手が、俺の産みの母で、産みの母の最初の配偶者が本当の父なのだ。  ようするに、俺が今『父』『母』と呼んでいる両親とは血が繋がっていない。  本当の両親が、どうなったのかは知らない・・・ことになっている。  一度酔った父が話してくれた。  俺の本当の父は、父の友人だった人物ですでに死去している。産みの母も、父と再婚して2年後に死去した。  自殺だと言っていた。父は、本当の母の死を自分た…

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2020/03/25

【白いフクロウ】御使い

 そこは終末医療専門の病院だ。  誰も訪ねてくる事もなく、ただ死を待つだけの人たちが、最後の時を心安らか過ごす場所だ。冥界に旅立つその時まで、サポートを行う病院なのだ。  1人の女性が運び込まれた。  身寄りのない女性。女性というには幼い。少女と言ってもいい年齢だ。 「先生」 「もって1ヶ月と言われている」 「でも、なんでここに?」  看護師が不思議に思うのも当然だ。  ここは救いのない病院。少女が最後を迎えるのに相応しいとは思えない。 「彼女の希望だ」 「え?」 「彼女は、とある事件の被害者の家族で、唯一…

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2020/03/23

【第七章 王都ヴァイゼ】第十四話 移動中の会話

 ヤスは、ドーリスから冒険者ギルドに出された依頼書を見せられて、簡単に説明された。 「ヤスさん。もうしわけありません」 「別に、ドーリスが謝罪する必要はないだろう?」 「でも・・・」 「必要ない。それに、依頼を受けた奴は居ないのだろう?」 「リップル子爵領にあるギルドは不明だけど、他のギルド経由でも依頼を受けた者が居ないのは確認されています」 「それなら別にいいよ」 「え?」 「だって、襲ってきた連中は、俺を殺すつもりなのだろう?」 「そうですね」 「だったら、殺されても文句は言えないよな?」 「ヤスさん。…

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2020/03/22

【読了】いずれ最強の錬金術師?7

書籍紹介 内容紹介 大ヒット御礼! 最強(?)錬金術師のほのぼの異世界大冒険、第7弾! 空に浮かぶ神秘の孤島――天空島にやって来た僕、タクミ。有翼人族達を故郷であるその島に帰してあげられて喜んでいたのも束の間、ヤバい問題が判明する。え、天空島が落ちそうになってるって!? さっそく錬金術を駆使して島を浮かそうとしてみたんだけど、これ無理じゃないかな? さらに厄介なトラブルが勃発し、伝説の霊薬ソーマを作成すべく、超レア素材採取をするハメに……休まる暇がないけど、困ってるみんなのためにも頑張るぞ! 関連作品 小狐…

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2020/03/22

【雨の日】海に浮かぶ傘

 僕は、雨が嫌いだ。  この表現は、間違っていないが、合っているわけではない。  正確に言うのなら、雨が降っているときに、差して一人で歩くのが嫌いだ。傘を差さないで移動することは、別に嫌いでもない。むしろ好きだと言える。雨に濡れながら歩くことで、思い出も、過去も、積み重なった想いも、全て流してくれる・・・そんな感じがする。  雨の日は、僕の心の中にある、蓋さえも溶かしてしまう。  思い出したくもない。でも、忘れたくない。そんな、蓋をしてしまい込んだ思い出を・・・。  そう、あれは、僕が初めて人を好きになった…

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2020/03/22

【近くて遠い50cm】最後の一歩

 僕が彼女を意識し始めたのは、何時だっただろうか?  彼女が、僕に向かって 「ちょっと家まで遠いけど送ってくれる?」  送った時に話した事がきっかけだったのだろうか?  彼女は、1つ年下の19歳になる大学生。話を聞いて初めて知ったのだが、僕と同じ大学の2つ下の学年になる。  僕と彼女の出会いは、バイト先が同じになったことがきっかけになる。  バイト先も同じだし、同じ大学に籍を置いている、話そうと思えば話せる関係にあるし、メールアドレス・電話番号も知っている。  同じ時間を共有する機会は多く存在している。  …

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2020/03/22

【嘘と裏切り】彼と彼女の選択

 彼は、僕にこんな感じで話を切り出した。 「彼女は僕を好きでいてくれるし、僕も彼女を愛している」  彼には家庭がある。  その事実を、彼女には告げているという。裏切りが成立してからの恋。  これほど残酷な結末を二人以外に強いる関係ははない。僕は、不倫を否定するつもりはない。僕には出来ない、ただそれだけだ。  僕の持っている”物”で、約束できることは、  ”裏切らないこと”  話すことに”嘘”を、入れないこと。聞かれていない事や聞かれたくないことは、そう答える。それが唯一、僕が、恋人や、好きな人たちに言ってい…

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2020/03/22

【第七章 王都ヴァイゼ】閑話 テンプルシュテットでは・・・

「リーゼ!それはダメだと思うの!」  姦しい声が地下のカート場に響いている。  神殿のカート場に居るのは、ハーフエルフのリーゼ。帝国から連れてこられたディアス。神殿近くに領地を持つ辺境伯の娘であるサンドラ。  それと、ドワーフの方々だ。 「何がダメなの!問題は無い!ね!サンドラもそう思うでしょ?」 「私を巻き込まないでよ。わたしは、調整で忙しいの!」  3人で会話をしているようにも聞こえるが実際には違っている。  リーゼとディアスはカートでならし走行をしている。サンドラは、ドワーフにお願いして愛機をいじって…

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2020/03/21

【第七章 王都ヴァイゼ】第十三話 問題が発覚した。

『マスター。個体名ドーリスが近づいてきています』  マルスは、居住スペースで寝ているヤスを起こす。  起こすのはそれほど難しくない。 「おはようございます」  ドーリスが運転席にたどり着く頃にはヤスも起きて外に出ていた。 「おはよう。荷物の積み込みか?」 「はい。お願い出来ますか?」 「わかった。コンテナを開けて待っている。この町では何が手に入る?」 「今までと同じです。主に、イモ類です」 「わかった。積み込みの監視は頼む」 「はい。ギルドも人を出してくれるので大丈夫です」  ヤスが監視を気にするのは、2つ…

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2020/03/20

【読了】出遅れテイマーのその日暮らし 3 (MFC)

雑感 白銀(ユート)のドヤ顔から始まるコミカライズ3巻。新しいモンスが登場して、今まで以上にかわいいパーティーの出来上がりです。原作に近い流れで安心して読めます。残念なのは掲示板会が少しおざなりに感じた所でしょうか。 書籍紹介 内容紹介 仲間も増えてついに本格攻略開始!? マイペースVRMMO攻略記第3巻! 水臨大樹の化身のサクラが仲間に加わったことで戦力が整ってきたユート。バトルや今まで避けてきたクエストにも挑戦し、新たなモンスもゲット!? ついに本格攻略開始(?)なマイペースVRMMO攻略記第3巻! 関…

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2020/03/20

【読了】出遅れテイマーのその日暮らし 4 (GCノベルズ)

雑感 精霊門の話です。単純な俺TUEEEではないのがいいですね。やはり、VRMMOはのほほん系が読みやすくて好みです。 書籍紹介 内容紹介 可愛いモンスター達と織り成す超マイペースなスローライフ! ▼あらすじ 大型イベントも無事終わり、新たな仲間のファウが加わって ますます賑わいを見せるユート一行。 レベル上げも行い、上級職へと転職したそんな折、 ワールドアナウンスにて、精霊門という未知の場所が開放されたことを告げられた。 その場所に心当たりがあったユートは、新たな発見を期待しつつ向かうのだが……。 内容(…

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2020/03/20

【読了】出遅れテイマーのその日暮らし 3 (GCノベルズ)

雑感 第一回目の大型イベントの話です。Web版の違和感が解消されているのでかなり好みの話になっています。あと、レベル帯の話とかβ組の話とかがもう少し入ってくると嬉しいかな・・・。 書籍紹介 内容紹介 可愛いモンスター達と織り成す超マイペースなスローライフ! ▼あらすじ 突如運営から大型イベントの開催を告げられたユート。 イベント内容が戦闘だけではなく始まりの町の活性化という、 生産職も活躍できる場が提供される事を知った彼は、 NPCからの依頼を積極的に受け始める。 そんな折、情報共有として参加した会合で 『…

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2020/03/20

【読了】出遅れテイマーのその日暮らし 2 (GCノベルズ)

雑感 掲示板会が好き。Web版にはないストリーが違和感なく差し込まれています。それに、Web版には出てこなかったアイテムが出てきています。今後の絡みが木になりますが、アイテム名からノーム系だと思うのですが・・・。超進化させるためのアイテムとか? 書籍紹介 内容紹介 可愛いモンスター達と織り成す超マイペースなスローライフ開幕! ▼あらすじ 不名誉な称号を得た事でゲーム内で有名になってしまったユートは、 周りを気にすることなくゲームを楽しんでいた。 魔獣ギルドで購入した卵から新しい従魔のクママが誕生し、 ますま…

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2020/03/20

【読了】出遅れテイマーのその日暮らし 1 (GCノベルズ)

雑感 同作者の別の作品をWebで読んでいて、この作品を知り読み始めました。個人的には、こちらの作品の方が好きで、Web版を読んで、書籍を購入して、コミカライズまで手を出しました。 書籍紹介 内容紹介 可愛いモンスター達と織り成す超マイペースなスローライフ開幕! ▼あらすじ 話題となっているVRMMORPGをサービス開始と共に始めたユートは、モンスターを使役する職業(テイマー)を選びログインする。 しかし、テイマーはβテストから攻略としては不向きとされていた不人気職業。 案の定、戦闘力皆無のモンスターを引き当…

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2020/03/20

【感じた重さ】失った物

 確かに、僕は、彼女の・・・君の重さを感じていた。ほんの数秒前に、君は僕の腕の中に居た。  彼女は僕の前に現れた。僕は、一目見て君を愛する道を選んだ。そして、彼女もそれを受け入れてくれた。僕の心には、彼女がいて、彼女が側にいる日常が当然の事の様に思っていた。  僕は、彼女の夢を聞いて、彼女は僕の夢を聞いてくれた。そう、二人を別つ事が来ることを考えていなかった。  僕は、彼女と初めて身体を合せた公園に来ている。あの時は、確かに彼女を身体で感じる事が出来た。  そして、彼女も僕の重みを感じてくれていた。二人は、…

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2020/03/20

【消された証】過去の清算

 俺は、消防士をしている。  よくある話だが、この職業をしていると、”バカ”に遭遇する事が多い。  今日も、高校生の”ガキ”が、公園で花火をしていると連絡が入った。”警察に言えよ”とも思うが、公園の遊具が燃えていると言われたら、緊急出動しなければならない。  俺は、大木の様にはなれないだろう。  やつは、中学生の時に、学校で自殺騒ぎがあり、それが後に事故だと言われて、最終的には、いじめの延長で殺されたと知った。その殺人がきっかけで、同窓会で数名が殺されるという事件があった。やつは、それがきっかけで、今でも収…

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2020/03/20

【消えない絆】それぞれの思い

 僕には、彼女が居る。他の人には見えないが、僕には彼女を感じる事が出来るし、彼女を見ることができる。  彼女とのであいは、かなり前にさかのぼらなければならない。僕と彼女は、世間で言う”幼なじみ”の関係にある。僕が、彼女を好きだって事に気がついて、彼女が受け入れてくれたのは、つい最近の事で、彼女が肉体を失った日になる。  彼女が好きなアニメの劇場版のチケットを買って、日曜日に映画に誘った。彼女は友達と行く予定だったようだが、僕の誘いを受けてくれた。  そして、映画を見る前に、待ちの駅前の喫茶件で僕の気持ちを打…

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2020/03/20

【第七章 王都ヴァイゼ】第十二話 帰り道

 セミトレーラが動き出してしばらく経ってから、ドーリスがヤスに話しかける。  王都に向かう行程ではアーティファクトを動かすには魔力と精神力を使うと思って無駄な話はしないようにしていたのだが、ヤスが大丈夫だと言ったので、ドーリスも気にしないで話しかけるようになった。 「ヤス殿」 「そうだ!ドーリスも、”殿”とか”様”とか付けないで欲しいけどダメか?」  ヤスは、以前から気になっていたのだ。  ”殿”とか”様”とか言われるのが好きじゃない。できれば、神殿の主と言われるのも止めてほしいと思っていた。 「良いのです…

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2020/03/19

【第七章 王都ヴァイゼ】第十一話 王都にて

 ヤスは、居住スペースで目を覚ました。 『マスター。おはようございます』 『マルスか?』 『はい。報告はエミリアがいたしますが、昨晩は、誰からも攻撃はありませんでした』 『そうか、ありがとう。ドーリスは?』 『まだ来ていません』 『わかった。近くに来たら教えてくれ』 『了』  ヤスが起きてマルスに指示を出している頃。  ドーリスは、冒険者ギルドで神殿の都(テンプルシュテット)の承認申請を行っていた。すでに根回しは終わっているので、軽く質問されただけで終わった。  ギルドマスターになる祝詞を宣言するだけで終わ…

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2020/03/19

【読了】極振り拒否して手探りスタート! 特化しないヒーラー、仲間と別れて旅に出る 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

雑感 一話目にすべてが詰まっています。 書籍紹介 内容紹介 転生世界だからこそ、ご用心! 慎重ヒーラーによるのんびり異世界冒険譚! 気付くと真っ白な空間にいたルークは、神から異世界行きを告げられる。偶然居合わせたMMORPGの仲間達と異世界に転生するはずだったけど……今は回復能力に特化しないヒーラーで、ひとり異世界を満喫中!? 関連作品 刻一関連作品 蒼井一秀関連作品 MIYA*KI関連作品

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2020/03/19

【読了】銀河英雄伝説 17 (ヤングジャンプコミックス)

雑感 要塞対要塞の決着編。人殺しの田中芳樹が本領発揮し始めます。藤崎竜がどこまでかいてくれるのか楽しみです。。是非外伝になる”ユリアン日記”もかいてほしくなってきます。 書籍紹介 内容紹介 帝国軍内ではヤンが不在か否かで揺れ、攻め手を欠く。一方、同盟軍では査問会を脱したヤンが援軍として到着。 いち早くその存在に気づいた帝国軍は、ある作戦を立て攻勢に出ようとするが、そこには魔術師の罠が待ち受けていた… 要塞 対 要塞、決着!! 関連作品 田中芳樹関連作品 藤崎竜関連作品

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2020/03/19

【読了】いずれ最強の錬金術師?〈6〉

雑感 一気に買って、一気に読み終わりました。こんな展開だったのですね。続きもAmazonで予約したので、今から楽しみです。6巻まで読み終わったので、続きはWebで確認できるので、アルファポリスで読み始めました。まぁなんというか・・・。その展開は嫌いじゃ無いです。 書籍紹介 内容(「BOOK」データベースより) 勇者召喚に巻き込まれ、異世界にやって来た僕、タクミ。付与されたスキル「錬金術」で生産活動に専念したいんだけど、トラブル続きでなかなかそうもいかない。僕は、因縁の敵であるシドニア神皇国を追って、魔大陸に…

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2020/03/19

【読了】いずれ最強の錬金術師?

雑感 コミカライズから先に購入しました。内容が違っています。小説の方が駆け足状態になっているので少しだけ驚きました。 書籍紹介 内容(「BOOK」データベースより) 勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれ、剣と魔法の異世界に転生してきた僕、タクミ。その世界の女神様によると、僕はもう地球には戻れないらしい。あまりに不憫すぎる…ということで、女神様から、この世界を生き抜くためのスキルをもらえることになった。だけど、喧嘩もしたことない臆病者の僕が、戦闘系スキルなんて選ぶわけないよね。それで、地味な生産系スキルをお願…

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2020/03/19

【読了】墜落JKと廃人教師 7 (花とゆめCOMICS)

書籍紹介 内容紹介 修学旅行はスキーへ! 雪山遭難しJKと肌身寄せ合うイベントを心待ちにする灰仁。 フラグは回収できるか…!? さらに、灰仁へのクリスマスプレゼントに悩む扇言、無茶な新年の抱負チキンレースの末、二人はついに…!? ますます盛り上がるキケンなつり橋効果LOVE! episode.39~44までを収録。 2020年3月刊 関連作品 sora関連作品

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2020/03/19

【読了】百年浪漫ねむり姫 (花とゆめCOMICS)

雑感 読み切りの2作品の後半は途中でネタが読めてしまったけど良かった。眠り姫の絵本が出てきた時には・・。 書籍紹介 内容紹介 【絶対泣ける、時代を翔ける超・純愛】 時は大正八年。神楽木村で代々村長を務める神楽木家の跡取り息子・悠一郎との結婚を間近に控えた村娘・柚月。 村に蔓延する病から逃れるため、柚月と悠一郎は毒草・常花(トコハナ)の「時を止める力」で一年間の眠りについたはずだったが…。 眠りから覚めた柚月の前に、衝撃の現実が待っていた。 巻末に描きおろしショートまんがあり! さらに、よみきり「科学者と幸せ…

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2020/03/19

【読了】ぽちゃまに 8 (花とゆめCOMICS)

書籍紹介 内容紹介 無事に仲直りできた紬と田上。 恋人としても一歩進んで、 高校最後の文化祭を楽しむけど、今度は檜山が思わぬ行動に…!? そして近づく卒業――… 紬が選ぶ未来は…!? 全女子に勇気を贈るほっこりラブコメ、遂に感動の最終巻!! 2020年3月刊 関連作品 平間要関連作品

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2020/03/19

【笑えない話】仕事を頑張る人

 あぁ今日も終電を逃してしまった。  しょうがない。いつものように、プロジェクトの進行状況を確認して、問題がありそうなところをレビューしておこうかな。  僕が務める会社は、ソフトウェアの開発を行っている。小さな地方都市の、小さな小さな会社ですが、幸いな事に仕事が切れる事がない。人手不足とまでは言わないけど、待機工数が発生しないくらいには仕事が充実している。こんな事を言うと自慢に聞こえかもしれないが、僕が開発した”開発ライブラリ”が売れている。  音声を使って操作コマンド入力を可能にする開発ライブラリだ。各種…

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2020/03/19

【見えない手】港町の喧騒

 僕の田舎は、東名高速が通って居ることと、銘産となる海産物があるくらいしか取り柄がない。田舎町だ。  その中でも、港に近い地区には、昔からの風習が残されている。中学校卒業を間近に控えた、十分冬と言われる季節に行われる行事だ。  春漁の豊漁と、新しく船乗りになる、男児が行う行事だ。  僕は、漁師にはならない。高校に進学するし、できれば、大学にも行きたい。伝統行事と言われるが、はっきりって迷惑この上ない。しかし、悲しい村社会・・・漁師ではない僕は、参加を拒否する事はできるはずだったが、円味(まるみ)が参加する。…

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2020/03/18

【第七章 王都ヴァイゼ】第十話 王都到着

 ヤスが門の前にセミトレーラを止めると、護衛の兵士がセミトレーラの前方にやってきた。  顔が引きつっているのがわかる。ヤスは笑いをこらえて、ライトを落としてからセミトレーラのエンジンを停止した。エンジン音がなくなり静寂が訪れる。 「ヤス殿。ハインツ様と話をしてきます」 「わかった。一旦降りるけど、俺は中で待っているよ」 「わかりました」  ディアナの座席の配置の関係で、先にヤスが降りなければならない。ついでドーリスが降りる。  1人の男性が近づいてきたので、ヤスは警戒しながらエミリアに命じて結界を解除する。…

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