2022/01/19
【第二章 ギルドと魔王】第十九話 新しい施設
会談が終わって、セバスが帰ってきた。 内容は、聞いていたので把握している。しかし、セバスからの報告を聞くのも、俺の役割だろう。 「マスター」 「いいよ。入ってきて」 「はい」 セバスが入ってくる。 ミアとヒアも付いてくるのかと思ったけど、どうやらセバスだけのようだ。 入口で二人に指示を出して、下がらせた。 「マスター。ギルドとの会談を行いました」 「聞いていたから大丈夫。それで、セバスはどうしたらいいと思う?」 「城塞村に本部を作ったギルドは、現状でよいと思います」 「そうだな。問題は、連合国のギ…
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【第五章 共和国】第十三話 休養
ウーレンフートからの補給物資が届くまで、休養にあてる事にした。 「旦那様」 カルラが部屋に入ってきて、頭を下げる。 何か用事ができたのか? 休養にあてるようには伝えてあるはずだ。 「どうした?」 カルラは、書類を手に持っている。 報告書なのだろうか? 昨日の段階で、前回までの報告書と、クリスからの返答を貰った。問題になるような記述は無かった。近況報告のようになっていただけだ。皇太孫だけが、わがままを言っているようだが、そこはクリスに頑張ってもらおう。共和国に、皇太孫が身分を隠してでも来られるわ…
続きを読む2022/01/18
【読了】幼馴染のS級パーティーから追放された聖獣使い。万能支援魔法と仲間を増やして最強へ! 1 (ドラゴンコミックスエイジ)
雑感 俺つえぇではないけど、最強系。 無自覚でいろいろやらかす系。 ざまぁにはなっていますが、ざまぁ要素は少ないです。 書籍紹介 幼馴染に捨てられた聖獣使いが最強聖獣たちと旅に出る逆転ファンタジー! 聖獣使いなのに聖獣が使役できず、幼馴染パーティに捨てられた悲運の男・ロック。しかし、とあることからフェンリルの使役に成功してーー!? お荷物のレッテルを貼られた最強聖獣使いの大逆転ファンタジー、開幕! 関連作品 かなりつ関連作品 黒田高祥関連作品 転関連作品
続きを読む2022/01/18
【読了】魔石グルメ 5 魔物の力を食べたオレは最強! (ドラゴンコミックスエイジ)
雑感 タイトルとは違ってきている印象があるけど、やっと魔王の話が出てきて、流れができてきた。これから、複雑な関係になっていくのでしょう。 楽しみです。 書籍紹介 王太子としての初公務で新たな地、エウロへ! アインを待ち受ける者は…? アイン、名代としてエウロで初の公務へ! しかし、そこで再会したのは、かつてハイムにいた頃比べられてきた弟・グリントだった。クローネを探す自称(?)婚約者も現れて、交渉の席は一転、険悪ムードに――!? 関連作品 結城涼関連作品 菅原健二関連作品 成瀬ちさと関連作品
続きを読む2022/01/18
【読了】乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 07 (ドラゴンコミックスエイジ)
雑感 2022年4月にアニメ開始。 最高に最低な主人公の爆誕ですね。 一区切りって感じですかね。 これから、また大変になるのでしょうね。 書籍紹介 リオンの決断! リビアの為、本当に正しいルートは!!! アンジェ救出。そして、リビア達との仲は!? 強敵、黒騎士も現れ、モンスターも襲来で絶体絶命状態に、リオンは戦いに勝てるのか? 恋も闘いも、さらにアツい! 下剋上異世界ファンタジー第7巻! 関連作品 三嶋与夢関連作品 潮里潤関連作品 孟達関連作品
続きを読む2022/01/18
【読了】不遇職『鍛冶師』だけど最強です ~気づけば何でも作れるようになっていた男ののんびりスローライフ~(5) (KCデラックス)
雑感 話がよくわからないけど、いきなり進んだ印象がある。 綺麗に流れているから細かいところが気にならないけど・・・。ん?あぁ?って箇所がある。 書籍紹介 成人した全員に神様から「神器」と「職業」が与えられる世界。宿屋の少年・レリウスに与えられた職業は、最弱職の『鍛冶師』だった! お先真っ暗かと思いきや、神器のハンマーは壊したものを何でも鑑定・創造できるチート神器で…!? “万物創造”で成り上がる最強スローライフ、ここに開幕!! 累計3200万PV超え! 「小説家になろう」発の高速成り上がりファンタジー!! …
続きを読む2022/01/16
【第六章 ギルド】第七話 ミア
「リン様。一つ、お願いがあります」 突然、猫人族の長が俺に話しかけてきた。 「ん?」 長は、連れてきた少女を呼んでいる。固有名詞が無いのは、不便ではないのだろうか? 少女が、俺の前に出てきて、跪く。 どういう状況なのか解らない。ブロッホを見ても、何か納得した顔をしているだけだ。ミルを見てみても、首を横に振るだけで、俺と同じで困惑している。 「長?」 「リン様。この者を、リン様の従者として連れて行って頂けないでしょうか?」 状況がさっぱり解らない。 「どういうこと?」 ブロッホが耳打ちするように説…
続きを読む2022/01/13
【第二章 帰還勇者の事情】第二十八話 治療?
スパイにギアスをかけてから、2日が経過した。 「なぁユウキ。日本の・・・。いや、この場合は、地球にある”その手”の組織は、情報を軽く扱っているのか?」 「どうだろう?」 情報はユウキの予想を上回る速度で集まっている。 上がってくる情報を、ユウキと一緒に精査しているのは、リチャードとロレッタだ。 精査された情報だけが、ユウキたちに届けられるが、それでも驚くほどの情報が手元に蓄積される。 「なぁ」 「そうだな。ミケールに渡して・・・」 「ユウキ。”丸投げ”だろう?俺たちじゃ対処できない」 「そうだな。丸…
続きを読む2022/01/12
【第三章 帝国脱出】第九話 おっさん入領する
領都の門には、長蛇の列ができている。 距離にして、800mはあるだろう。 距離に対して、待機している人数が少ないのは、馬車や護衛が居るために、隊列が伸びてしまっているだけだ。 「まー様。カリン様。少しだけお待ちください」 カリンは、馬車の扉を開けて、護衛の者を呼び寄せる。伝令を頼むつもりのようだ。 「ちょっと待って。なぁイーリス?」 伝令が走り去ろうとした瞬間に、まーさんが伝令を止めた。 止められた伝令も、馬車に戻ろうとしていたイーリスもなぜ、呼び止められたのかわからない。まーさんの顔を見てしま…
続きを読む2022/01/12
【第十章 エルフの里】第十九話 大興奮
話がまとまったので、リーゼを呼びに行く、隣の部屋なので、結界を解除して、声をかければ、すぐに部屋に入ってきた。 そこまではよかった。 栗鼠(カーバンクル)と、猫(キャスパリーグ)と、鷲(ガルーダ)を見て大興奮。 可愛い以外には言葉が離せなくなってしまったのかと思うくらいに大興奮だ。 「リーゼ?リーゼさん?」 「なに、ヤス。今、忙しいのだけど!」 「眷属に会ったことがあるよね?」 「・・・。うーん。栗鼠(カーバンクル)には会っていない!ヤス!こんなかわいい子を隠していたの?」 「隠していない。会わせた…
続きを読む2022/01/10
【読了】初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる! (5)
書籍紹介 神様のイタズラによって命を落としたお詫びに、三つの便利な初期スキルを授かって異世界に転生した銀髪の少年、ラルク。元両親とのいざこざが無事に解決した彼は、楽園と呼ばれる世界に人と魔物が共生する国を作ろうとしていた。そんなある日、ラルクはとても愛くるしい子狼を拾い、従魔とすることに。一見ただの動物に見えたその狼は……なんと、伝説の神獣の生まれ変わりだった! さらにひょんなことから死んでいるのに陽気すぎるスケルトンも仲間になり――!? 新たな仲間を加え、ラルクの異世界生活はますます賑やかになる! 関連作…
続きを読む2022/01/09
【第五章 共和国】第十二話 増援
朝になって、シャープが朝食の用意を始めている。 落ち着く為に、飲み物だけを頼んだ。朝には、コーヒーを飲んでいたが、紅茶を飲むのが多くなった。 紅茶を飲んでいると、アルバンが部屋に入ってきた。 「兄ちゃん!おはよう!」 アルバンの声が頭に響く。 「もうすぐ、朝食だ。アルも食べるだろう?」 「うん!でも、兄ちゃん!おいらも、エイダたちと戦いたかった」 アルバンの分の紅茶が置かれる。朝食まで、ここで待っていて欲しいという意味なのだろう。 カルラもだけど、アルバンは探索や御者以外の能力が欠如しているのか…
続きを読む2022/01/08
【壊れたパソコン】第四話 鍵
部屋に帰って、変人の荷物を入れた段ボールを開ける。 変人と会話している雰囲気を思い出す。私の部屋に来た事はもちろんない。私の住所をしっていた可能性すらない。 でも、テーブルの向こう側に、変人がいつものように片足だけを椅子に載せて、座っている様子が見える。 そうやって、なんでも解っているような顔で、私を見ている。 そして、実際に私のミスを何度も助けてくれた。その都度、私を慰めてくれる。ミスした箇所ではなく、些細なことを褒めてくれる。ミスはしょうがない。ミスをした時の対応方法を教えてくれる。バグが消え…
続きを読む2022/01/08
【壊れたパソコン】第三話 荷物
結局、変人のデスクで寝てしまった。 始発の1時間前に起きられたのは僥倖だ。作成した部分をコミットして、ポータルに結果と注意事項を書いておく、休むと言っても、咎められないのは解っている。荷物を受け取りに行くだけだ。でも、部長からは休めと言われた。 「笹原さん。貴方が生きていたら、私がこんなに苦労をしなかったのですよ?」 文句を言いたいのは、変人も同じだろう。理不尽に、無慈悲に殺された。通り魔は、翌日に捕まった。ただ、受験に失敗したという理由で勝手に絶望して、自殺が怖いという理由で、”死刑”になるために、…
続きを読む2022/01/08
【壊れたパソコン】第二話 夢
あっこれは、いつもの夢だ。 会社で仕事をしていると、変人が話しかける。 「美穂さん」 ほら、そこで変人は私の作成した所の修正箇所を告げて来る。 変人が居なくなってから繰り返される夢。 夢だと解っていても、変人を目で追ってしまう。 ほら、今回も同じ。 注意される箇所も同じ。 私の返事も同じ。 そして・・・。翌日になって、修正したモジュールを提出しようとするが、変人は会社に来ない。 解っている。 時計を見る。目覚めたい。ここで、目が覚めれば、同じ苦しみを感じることはない。 でも、無常にも…
続きを読む2022/01/08
【壊れたパソコン】第一話 変人
「あき!先に帰るね」 「うん。お疲れ様」 「うん。あきも無理しないでね」 「解っているよ。インターフェース部分のエラーが無くなったら帰るよ。週末は、頼むね」 「わかっているよ。あき。お疲れ様」 泉が、私が座っている場所以外の電気を消す。 タイムカードを押す音が響いて、扉が開く音がする。 エレベータが到着する音が響いた。 これで、このフロアに居るのは、私だけだ。 明日から、来週の月曜日まで、会社を休む申請を行っている。 ふぅ・・・。 煮詰まってしまったコーヒーを流し込む。舌と喉が刺激されて、眠か…
続きを読む2022/01/07
【第六章 ギルド】第六話 猫人族
力の波動?を抑える話になっていたが、元々は、ブロッホに洞窟の奥に潜んでいる獣人との接触を頼むためだ。 「ブロッホ」 「はい」 「洞窟の中に居る獣人は、無事なのか?」 「無事か・・・。解りませんが、こちらを警戒しています」 「わかった。俺とミルは少しだけ離れた方がいいか?アイルが居れば、大丈夫だろう?」 「はい。旦那様たちは、入口から離れた場所でお待ちください」 「ミル。少しだけ離れるよ」 「うん」 ミルが、俺の腕を取る。 洞窟から直接見えない位置まで下がる。丁度いい場所に、露出している岩があったので、…
続きを読む2022/01/06
【読了】ミリモス・サーガ ―末弟王子の転生戦記3 (マンガBANGコミックス)
雑感 姫様登場のところまでですか、次巻が楽しみです。 戦争の描写はすこし物足りなかったけど、外交官との会談は面白かった。 原作を買おうかな・・・。 書籍紹介 山岳の砦で繰り広げられるノネッテ防衛戦。ノネッテ軍とメンダシウム軍の全面対決は最終局面を迎え、ミリモスが起死回生の一手を打つ。 戦争の行方はーー。 そして、ミリモスに降りかかるさらなる苦難とは…。 関連作品 中文字関連作品 奥英樹関連作品 岩崎美奈子関連作品
続きを読む2022/01/06
【読了】虐げられし令嬢は、世界樹の主になりました 2 (B's-LOG COMICS)
雑感 モモ登場。 世界樹の主が勉強で何を覚えるのだろうか? 偽善者?自分に都合がよくなければ、善じゃないという考えなのかな? 書籍紹介 不遇な少女×クール系世界樹男子が送る奇跡のシンデレラストーリー 「フィオーラは僕の主だよ」 「アルム気付いて、私はここですーー」 王都の千年樹教団本部へ向かうフィオーラとアルムたち。 精霊たちが守り住む地域も決まり一安心。 フィオーラとアルムの距離も少しずつ近づきはじめていた。 そんな順風満帆な旅路のはずだったが、 王都到着後、フィオーラが何者かに攫われてしまいーー!? 関…
続きを読む2022/01/06
【読了】龍皇の影姫 1 (花とゆめコミックス)
雑感 偽りの妃? 約束でつながった、縁が結ばれた妃。 って感じに思えた。 書籍紹介 大陸の五分の一の領土を誇る、天阿国。 その都から遠く離れた故郷を国の守り神である水龍に沈められ一人生き残った琥珀は、女官として皇宮に出仕する。 すべては、水龍が唯一従う次期皇帝・水晶に復讐するため。 「あの夜から お前を殺すためだけに生きてきた」 しかし、水晶に詰め寄ると予想外に「偽りの妃にならないか」と持ちかけられ…!? 天阿国龍皇異妃伝、ここに開幕!! 2022年1月刊 関連作品 大宙晃関連作品
続きを読む2022/01/06
【読了】恋と心臓 8 (花とゆめコミックススペシャル)
雑感 痛い。 でも、言葉がいい。 書籍紹介 羊を閉じ込め、ふたりきりの世界を手に入れた春馬。 しかし、心を殺した羊を前に、満たされない心に気づく……。 そして羊は、春馬の心を救うため窓から逃亡を図り――…!? 真実を求める羊、追いかける春馬。 至極のサスペンスラブ、最終章突入―――!! 2022年1月刊 関連作品 海道ちとせ関連作品
続きを読む2022/01/06
【読了】君は春に目を醒ます 9 (花とゆめコミックス)
雑感 人工冬眠。 身体の成長が止められるのか・・・。今更ながらの疑問点。 書籍紹介 7年の人工冬眠から目覚め、妹のように可愛がっていた年下の幼なじみの絃と同じ年になり、恋をした千遥。 しかし、「このままでいたい」という絃の気持ちは揺るがず、季節は春を迎えようとしていた。 そんな中、千遥は人工冬眠後のカウンセリングの一環で、これから人工冬眠することになる同級生・尾白しほりの相談役を務めることに。 しほりとの対話を通じて、自身のことや絃への想いを見つめ直す千遥。 絃と弥太郎もまた、曖昧にし続けていた自らの想いと…
続きを読む2022/01/06
【読了】魔法科高校の劣等生 師族会議編(4) (Gファンタジーコミックス)
雑感 うーん。師族会議編もだけど、四葉継承編の続巻が読みたい。 いろいろまぜこぜになっているから、順番に整理しなければならない。 書籍紹介 四家、共闘!! 十師族選定会議を襲ったテロをきっかけに、社会では「人間主義」による魔法師への糾弾が拡大。事態を重く見た十師族は、独自にテロの黒幕の追跡を開始する。任務に選ばれたのは達也、克人(かつと)、将輝(まさき)、真由美だった。達也と深雪の新たな関係性を描いた原作17・18・19巻エピソード、コミック版最新刊登場!! 関連作品 佐島勤関連作品 竹田羽角関連作品 石田…
続きを読む2022/01/06
【読了】CLAMP PREMIUM COLLECTION ×××HOLiC(11) (KCデラックス)
雑感 19巻で完結なので、ちょうど半分くらいです。 ここからさらに盛り上がります。 書籍紹介 CLAMP作品新装版シリーズ「CLAMP PREMIUM COLLECTION」、『×××HOLiC』毎月刊行! 蔵書するのが楽しくなるように数多くのCLAMP作品の装丁を統一して、講談社とKADOKAWAから順次新装版「CLAMP PREMIUM COLLECTION」シリーズを刊行していきます。 カバーイラストは、各作品毎巻CLAMP先生の描き下ろしを使用。 不思議コメディ! 霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワ…
続きを読む2022/01/06
【読了】CLAMP PREMIUM COLLECTION ×××HOLiC(12) (KCデラックス)
雑感 うん。×××HOLiCです。 それ以上でも、それ以下でもない。 書籍紹介 CLAMP作品新装版シリーズ「CLAMP PREMIUM COLLECTION」、『×××HOLiC』毎月刊行! 蔵書するのが楽しくなるように数多くのCLAMP作品の装丁を統一して、講談社とKADOKAWAから順次新装版「CLAMP PREMIUM COLLECTION」シリーズを刊行していきます。 カバーイラストは、各作品毎巻CLAMP先生の描き下ろしを使用。 不思議コメディ! 霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ…
続きを読む2022/01/01
【第二章 スライム街へ】第十八話 報告
円香さんにお願いされたミッションはクリアでいいのかな? 「千明!」 「あっ円香さん。舞に情報を渡してきました」 「そうか、解った」 「よかったのですか?」 「なにが?」 「舞は、直接報道はしませんが、制作ですよ?」 「構わない。どうせ、どこかに流す情報だ。それに、調べればわかることだ」 確かに、新しい情報もあるけど、調べればわかる事だ。 実際に、ギルドのメンバーになってみて解ったけど、隠すべき情報は、ほとんど存在しない。秘匿コードで呼んでいる、”ファントム”の情報くらいだ。ファントムを秘匿しているのも…
続きを読む2022/01/01
【第二章 ギルドと魔王】第十八話 会談
与えられたミッションは、ギルドとの会談を成功させることだ。 魔王様からは、指示を頂いていない。 島の運営と城塞村との関係は、任されている案件だ。 入ってきたのは、二名。報告にあった、ボイドとメルヒオールだろう。 メルヒオールが、連合国にあるギルド本部のギルド長を勤めていたのは把握ができている。ボイドは、うまく経歴を隠しているようだが、ギルドの暗部を取り仕切っていたのは把握ができている。 ヒアとメアがソファーに誘導する。カエデは、後ろで控える形にした。横に座るのは、メアとヒアだ。幹部として、城塞村…
続きを読む2021/12/31
【第二章 帰還勇者の事情】第二十七話 ギアス
ユウキたちは、安全になってから、お嬢様の治療をしたほうがよいと考えていた。 ミケールも賛同した。問題の解決には、2週間程度は必要だとミケールから告げられた。 ユウキたちは、”2週間”という時間は、襲撃者たちの対応ではなく、反乱分子の始末に必要な時間だと考えていた。 しかし・・・。 「ユウキ!お客さんが来ているぞ」 「そうだな。いつもと同じ対処で頼む。質も落ちてきているから、捕えるだけでいい。後は、ミケールに渡して終わりにしよう」 最初の襲撃があってから、10日が過ぎているが、当初は夜だけの襲撃だっ…
続きを読む2021/12/31
【第三章 帝国脱出】第八話 おっさん家名を知る
途中で、村に立ち寄って補給と情報収集を行った。王都からの追跡や捕縛命令が出ていないことを確認した。 おっさんの一行は、辺境伯領の領都まで移動ができた。 領都が目前に迫った事で、まーさんは思い出したかのように、イーリスに質問をぶつけた。 「そういえば、イーリス。辺境伯領の名前と、領都の名前を聞いていなかったが?」 「え?」 おっさんの質問に、イーリスは固まった。おっさんが聞きたい事はわかるが、”なぜ”名前を聞く必要があるのか解らないのだ。 「辺境伯領は、他にもあるのだろう?それに、領都は別にして、街は…
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