の記事一覧 2020年04月

2020/04/19

【第一章 生徒会長と副会長からの相談】第五話 解決

 はぁ一つため息を着いて、皆を見回す。  さっきの上地とか言っていた先輩が関係しているのだろう。わからないように、パソコンを操作して、俺のスマホに着信が発生するようにした。  謝罪してから、席を外してから、廊下で話をした雰囲気を作ってから、先輩たちのメールアドレスに、カラオケ店に予約を入れているので、先に行って待っているように指示を出す。俺が行くまで、雰囲気を作らないで待っているようにお願いした。  三人の元に戻ってから、急用が出来て、外に出なければならなくなった旨を伝えて、一旦ばらして貰う事にした。先輩た…

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2020/04/19

【第一章 生徒会長と副会長からの相談】第四話 対策と方針(後編)

 会長が、慣れた手付きで、文章を入力して、DMを送信した。  その瞬間ツールに、DMが着信したことを知らせるアラームが表示され、動じにDMの内容が表示された。 「会長。副会長に送ったDMは、明日は6時に起きて、アニメを見る。ですよね。本当に、しょうもないですね」 「タクミ君が、他愛もない事って言ったから・・・って、なんで?え?」「そんな事ができるの?」 「はい他にも、消していない限り、過去のDMや副会長の投降した内容がほぼ全て見れますし、フォローしている人やフォローされている人の情報も全部わかります」 「送…

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2020/04/19

【第一章 生徒会長と副会長からの相談】第三話 対策と方針(前編)

 最初は、ソーシャルハッキングではないかと考えていたが、事象を聞いてみると、実際の端末へのハッキングが疑われる。  そうなると、リアルに仕込まれたのか、ウィルスを混入させられたか、TwitterのSPAMアプリを踏んだ事も考えられる。この中で、SPAMアプリは除外していいだろう。Twitter 上で画像を公開していないと言う事や、二人が付き合っている事実を、裏アカでも公表していないという事から、脅迫者がその事実を掴む事は出来ない。  カマかけという事も考えられるが、その事実は、他を調べてから考えればいい。 …

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2020/04/19

【第一章 生徒会長と副会長からの相談】第二話 問題発生(後編)

「その時に、金銭を要求するのか?」 「しないよ。するわけない」 「なんで?」 「え?頼まれたら嬉しいし、僕を必要としてくれているからね」 「そうだろう。ユウキに仕事を頼むときには、その”頼られて嬉しい”と言う気持ちが対価になっている。これは解るよな?」 「うん。なんとなく・・・」 「それじゃ、農家さんが何を対価に、野菜を渡してくれる?」 「タクミ。僕を馬鹿にしすぎているよ。そんなの、お金にきまっている!」 「そうだろう。農家は、お金を対価に、野菜を売ってくれる。それは、”…

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2020/04/19

【第一章 生徒会長と副会長からの相談】第一話 問題発生(前編)

「タクミ。居るのでしょ?出てきなさいよ」  階段下から、俺を呼ぶ声が聞こえる。  声の主は、子供の時から聞いている声で、間違いようがない。ユウキだ。 「ユウキだろ。上がってくればいいだろう?」 「バカタクミ。昨日言っただろう!”先輩が相談したい事がある”と」 「あっワリイ忘れていたは、その先輩は一緒なのか?」 「時計を見ろよ。バカタクミ!もう12時を回っている。約束は、10時だぞ!」 「あぁ・・・もうそんな時間なのか?まだ、29時位だと思っていた」  そうか、まずったな。  もちろん…

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2020/04/19

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十五話 ルーサという男

「旦那様。執務室でお待ち下さい」 「ん?執務室なんて作ったのか?」 「はい。旦那様と面談を希望する者、全員を神殿の工房に連れて行くわけには行きません」  ツバキがきっぱりと言い切った。マルスもセバスも当然だと考えている。  そして、常々ヤスが気楽に人に会いすぎると思っているのだ。神殿の中なら、多少は許されるだろうが、ユーラットや領都での行動はマルスとしても、眷属代表としてセバスやツバキが許容できる範囲を越えている。  しかし、マルスもセバスもツバキもヤスの行動を縛ろうとは思っていない。ヤスが外に出るのをやめ…

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2020/04/18

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】幕間 ルーサ

 俺は、ルーサ。貴族籍はすでに抜けているので、ただのルーサだ。あの夫婦に請われてリップル領で孤児たちを集めたり、攫われそうになるのを助けたり、スラム街で死にそうになっている餓鬼を助けたりしていたらいつの間にかスラム街の顔役の一角を占めるようになっていた。  裏方仕事が好きな俺には丁度良かった。  貴族の煩わしさもない。力だけが・・・。力がすべてを支配する場所は心地よかった。すべてを失った俺にはもっともお似合いの場所だ。  あの夫婦も、孤児院を開設して餓鬼の面倒を見ている。  どうしても、孤児院に馴染めない餓…

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2020/04/17

【読了】どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです(1) (シリウスKC)

書籍紹介 ミリタリ女子な主人公が転生したのは、前世でプレイしていた乙女ゲーの世界。それも世間一般でいう「悪役令嬢」として。ゲームでの悪役令嬢はどうあっても最後には破滅する運命だったが、彼女は考えた。破滅したくなければ、破滅させてくる奴らを滅ぼしてしまえばいいじゃない! 未来の悪役令嬢たる4歳の転生幼女は、愛する現代兵器の再現・開発に着手する。バッドエンドな運命は火力で突破するのみ! 小説投稿サイト「小説家になろう」の数ある悪役令嬢モノの中でもひときわ破天荒な主人公を生み出した原作が、ついにコミックス化!! …

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2020/04/17

【読了】異世界転生の冒険者 3 (マッグガーデンコミック Beat’sシリーズ)

雑感 新章突入。 ナミタロウが結構好き。 書籍紹介 その15歳、最強の転生者につきッ! ククリ村の事件から5年、テンマはグンジョー市にいた。 大切な人を守るため、修行をした最強テンマが仲間を守るため悪を成敗する! 関連作品 ケンイチ関連作品 しばの番茶関連作品 ネム関連作品

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2020/04/17

【読了】勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う (3) (ガンガンコミックスUP!)

雑感 勇者パーティーとの戦いシーンはもう少し細かく書いても良かったのでは? 精霊族が出てきます。 書籍紹介 勇者パーティーとの因縁に、ケリを付けろ! 最強種・猫霊族のタニアと冒険を続ける、ビーストテイマーのレイン。新たな最強種・竜族のタニアも仲間に加わり、旅は賑やかさを増していた。そんなレインの元に、“迷いの森”攻略に難航した勇者パーティーが、レインを利用しようと訪ねてくるが――。「全部、お前が馬鹿にしたビーストテイマーの力だよ」すべてを使役するビーストテイマーが、大切な仲間と絆を紡いでいく物語…

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2020/04/17

【読了】うさぎは正義 7 (リラクトコミックス Hugピクシブシリーズ)

書籍紹介 かわいすぎて、シリーズ累計40万部突破! 強くてかわいいうさぎボスと、ボス大好きな手下オオカミたちは、広大なサバンナへ! ライオンだって”うさパンチ”で倒しちゃうボスだけど、 そこではかわいい動物ばかり神隠しにあう事件が起きていて!? いつでもマイペースなうさぎたちの癒やしコメディ!! 関連作品 井口病院関連作品

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2020/04/17

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十四話 ルーサがやってきた!

 ヤスは驚いていた。  カイルとイチカだけではなく、子供たちの身体能力が異様な高さを示していた。 「ヤス兄ちゃん」「ヤスお兄様」  カイルとイチカは、すでに自転車を乗りこなして、スクーターの運転も問題ではなかった。ブレーキの概念もしっかりと把握出来ている。カイルは、”勘”で操作するので 最初に運転ができるようになる。しかし、運転がうまいのはイチカだ。イチカは、ブレーキでカートが止まる理由から、構造が違う自転車ではなぜ構造が違うのか?スクーターの動かし方について、ヤスを質問攻めにした。  地頭がいいのだろう。…

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2020/04/16

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十三話 イチカとカイルの仕事

 ヤスは、リビングを出て地下にあるカート場に向かった。  マルスからのカイルとイチカがカート場に居ると教えられたからだ。 「ヤス兄ちゃん」 「お!カイルだけなのか?イチカは?」 「イチカは、リーゼ姉ちゃんの手伝いをしている」 「手伝い?」 「うん。カートの練習相手が欲しいって連れて行かれた」 「カイルは?」 「案内の仕事があるから、残った」  カイルは案内と言ったのだが、カート場に来るのは限られている。  リーゼ。ディアス。ドーリス。サンドラ。ミーシャ。デイトリッヒを除くと、数名が降りられるようになっている…

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2020/04/15

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十二話 嫌がらせ-ヤスの仕事-

『ヤスさん。王都に向かいます』 「サンドラ。頼むな。セバスも無理するなよ」 『旦那様。ありがとうございます。”あんぜんうんてん”で行ってきます』  セバスたちとの通信が切れた。  リビングに設置しているディスプレイには神殿が管理している領域が表示される。 『マスター。関所と村を作ります』 「そうだったな。候補地はあるか?」 『関所は二箇所、一つの村で管理したく思います』 「そうだな。関所の一つは現存している物を拡張すればいいよな?」  ヤスは、ユーラットに向かう街道にも関所が作られると思っていたのだが、現存…

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2020/04/14

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十一話 嫌がらせ開始

 カスパル。ディアス。サンドラ。デイトリッヒ組が出発して、一日半後にセバスが出発した。  セバスは、朝方に領都に到着した。  ヤスは、神殿のリビングでマルスから報告を受けていた。  カスパルも心配では有ったが同乗者が居るので無理はしないだろうと思っていた。セバスは、夜の長距離は初めてで、本人は大丈夫だと言っていたが心配になってしまったのだ。  マルスは、地図を表示してカスパルとセバスが運転する車両の現在位置を表示していた。  マルスにしても、ヤス以外の長距離の運転で、神殿の領域外に出ているので、データの収集…

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2020/04/13

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第十話 嫌がらせ作戦

 壺の準備に手間取ったが、ドワーフたちの活躍で会議から3日後には、カスパルが運転するアーティファクトで、ディアスとサンドラとデイトリッヒが領都に迎える準備が整った。  塩100キロと砂糖100キロと胡椒20キロは、強奪される物だ。  領都で馬車に載せ替えて、王都まで運ばれる。壺には、レッチュ辺境伯の証が刻印されている。  貴族から王族や貴族に貢物として送られる場合には必ず刻印される。中身に印が付けられない場合には、入れ物に刻印される。  強盗や野党に襲われて強奪された物品で、貴族の印が刻印されている物品の場…

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2020/04/12

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第九話 嫌がらせの準備

 ヤスが考えた”嫌がらせ”の準備は、神殿の都(テンプルシュテット)をあげて行われている。  ヤスが示した”嫌がらせ”という指標だが、神殿の都(テンプルシュテット)では主からの命令に等しい。会議が終わって、神殿に帰ると、マルスがすでに輸送に必要な物をリストアップしていた。セバスが行っている業務の引き継ぎや作らなければならない物品もあるために、開始はすぐには出来ない。  情報共有や協力を求める連絡をしておく必要もあるので、時間がある程度は必要になってくる。  サンドラは、即座にギルドから辺境伯に連絡をした。サン…

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2020/04/11

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第八話 嫌がらせの相談(3)

「頼む。それで・・・。王都に、塩と砂糖と胡椒が盗まれてから、王都に運ぶ役目は俺がするしかないかな?」  ヤスが周りをみながら宣言する。  長距離の運転だけではなく、街から出て運転できるのは、カスパルとツバキとセバスだけなのだ。ヤスが運ぶのが現実的だろう。 「旦那様。僭越ながら、今回の運搬は、私が担当いたします」 「セバスが?」 「はい。いくつか理由がありますが、旦那様は神殿に残られまして、皆に指示を出していただきたい。もう一つは、なるべく旦那様が貴族や王家との付き合いをしないようにしたほうがよろしいかと思い…

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2020/04/10

【積読】魔法科高校の劣等生(31) 未来編 (電撃文庫)

雑感 未来編 戻ってきた日常。戻らない懸念。 書籍紹介 内容紹介 最強の兄妹に戦略級魔法師たちが迫りくる! 物語はクライマックスへ――! 水波を奪還し、今までの日常に戻りつつある達也と深雪。しかしそれはつかの間のものでしかなかった。 USNAのエドワード・クラークは焦りを覚えていた。達也を無害化するための謀略に対する達也の警告。このままではUSNA内での立場が危うくなり、それを回避するには達也を斃すしかないと。 そして、新ソ連のベゾブラゾフも復讐の機会をうかがっていた。二度にわたる達也への攻撃が失敗に終わり…

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2020/04/10

【読了】デキる猫は今日も憂鬱(3) (ワイドKC)

雑感 諭吉最高です。 社員旅行よりも離れた二人?の心境がいいですね。 書籍紹介 仕事以外の生活能力が壊滅的な28歳のOL福澤幸来(サク)と、仔猫の頃に凍死寸前のところを彼女に拾われた家事万能(!)の大きめの猫の諭吉(ゆきち)の思いっきり幸せな一人と一匹暮らしを描く日常4コマ&ショートコメディー。ニコニコ静画とpixivコミックで大好評連載中! 今まで何かと理由をつけて参加しなかった社員旅行に今年はとうとう行かざるを得なくなったサク。当然諭吉はお留守番。一泊二日とはいえ諭吉のいない生活にサクは耐えら…

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2020/04/10

【読了】魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする 3 (ドラゴンコミックスエイジ)

雑感 嫁登場巻。 魔王が動き出す? 書籍紹介 内容紹介 快適&最強ダンジョンに現れたのは、泣き虫&ビビリな僕っ娘勇者!? 偉大な魔王に必要なのは、やはり威容を誇る偉大な居城――! 膨大な魔力を駆使して、ロマンあふれる城作りに取り組むユキだが、そこに現れたのは、魔王討伐の命を受けた女勇者! ……って早くもラストバトル!? 関連作品 流優関連作品 遠野ノオト関連作品 だぶ竜関連作品

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2020/04/10

【第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国】第七話 嫌がらせの相談(2)

「さて、サンドラ。この塩と砂糖を、俺が売ると言ったらどうなる?」 「え?これを・・・。ですか?」 「そうだな」 「量は?」 「さすがに無制限とは言えないけど、かなりの量が用意できる」 「それは、2-30キロですか?」 「ハハハ」  ヤスは、サンドラの言い方が面白かった。  討伐ポイントで交換できるのは、キロ単位だ。20キロや30キロなら簡単に交換できる。ポイントに余裕がある今なら簡単な量だ。 「そっそうですよね」  サンドラは、ヤスが笑ったのは、2-30キロも用意できるわけがないと思ったのだ。  1-2キロ…

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2020/04/09

【初級】存在意義

 IT会社には悲しいすれ違いから産まれる喜劇があります。  この話しも、そんな悲しいすれ違いから産まれた喜劇です。  私の勤めた会社に、前園という某サッカー選手と同じ名字を持つ男性がいました。  本人の自己申告なので、どこまで本当なのかわかりませんが・・・  彼曰く  ・小中高校と主席だった  ・主席だった為に、友達が居なかった  ・旧家なのでそこそこの資産がある  ・兄が居て、兄が跡継ぎになる事が決まっている  ・兄に疎まれて家から出て生活している  ・バイクの腕には自信がありレースに出た事がある  ・大…

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2020/04/09

【初級】ケーキ持参

 この業界は、甘党が一定数存在する。  私も甘党の1人である。  甘党と言ってもいろいろな種類の人が居ます。自分の基準が普通で、皆がそうだと思って行動している人がいました。  ケーキが大好きで、昼飯に20cm超えのホールケーキを食べる人がいました。そして、少し残念な事に、この人物は頭のネジが数本入れ違いになっているのか?なくなっているのか?原因はわかりませんが、昼飯にホールケーキを食べるのは”普通”だと思っていたのです。  そんな人物なのですが、困った癖も有ったのです。  仕事で行き詰まったり、上司に怒られ…

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2020/04/09

【初級】趣味・嗜好

 仕事をする上で、メンバーの趣味嗜好はどうでも良いと考えていました。  そう思わなければ、業界では長生きできません。  しかし、まったく関心を寄せないのは、仕事をする事ができなくなる恐れがあります。  趣味は潤滑油くらいに考えていれば問題は少ないと思っていました。  初対面の人と仕事を急にしなければならない事が多い業界です。  そのために、面倒な人間関係に悩まされる事も多くあります。  そして厄介なのがこの業界の人で、多くは無いのですが一定数居るのが趣味の事を聞かれて、パソコンやプログラムと答える人たちです…

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2020/04/09

【初級】約束と言い訳

 とある大手家電系IT企業の部長が部下(メンバー)たちに向って宣言しました。 ”この仕事が終わったら、長めの休暇を取って遊びに行こう”  メンバーたちは、部長の言葉が自分たちに向けられた言葉だと考えました。  この会社は、2-3日程度の休みなら部長決済で問題は無いのですが、4日を超えるような長期休暇は人事部に申請を出して許可をもらう事になっているのです。  この部署の仕事は、主に業務サポートで資料の整理や顧客対応だったのですが、この部長が来てから独自性が必要と言いだして、社内ツールの開発を行い始めたのです。…

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2020/04/09

【初級】遅刻の連絡

 私が経験した”業務以外で”もっとも楽しかった人たちとの現場の話しです。  この現場では、朝の9:00出社が義務付けられていました。  フレックスタイムは存在していましたが、事前申請が必要で1週間以上前に理由と出社予定時間を書いた物を、課長と部長に許可を貰って、業務が遅れていない事を証明した上で、フレックスタイムを使った時間を補填する残業予定を書かなければならなかったのです。  今考えると十分ブラックな状態だったと思いますが、このときには現場で事情が違うので、そういう物だと受け入れていました。  特に朝の連…

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2020/04/09

【初級】ある職場の 1 週間

 私が関わった多くの現場の中で、最強にして最悪な職場が最初に勤めた会社から派遣された部署でした。  そして、一番楽しかったのもこの現場だったと思います。  時期は、バブルが弾けたすぐ・・・。世間的には、システム投資をこれから行うと思っていて予算が組み込まれ始めた頃です。  仕事は途切れる事なく舞い込んできます。  その部署で作って売っていた物は、一式で買えば1億円程度はする物です。  それが月に何台かは売れていくのです。実際にはリース契約なのはわかっていますが、羽振りが良くなっていくのは当然の事です。  世…

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2020/04/09

【初級】今は1時間の睡眠を・・・

 私は、病院での激務を乗り越えて、会社に送還された。  別に問題が有ったわけではない。もともとその予定だったのだ。事務所でパッケージ開発だけを行えばよかったはずだった。  怒号も聞こえない。誰かの呻き声も聞こえない。  怨嗟の声や呪いの言葉も聞こえない。そんな一般的で健やかな気持ちで作業を行っていた。  私が会社に提案して作成したアプリケーションが納入された。  売上なんて気にしていなかったのだが、会社に貢献できたのは単純に嬉しかった。  4ヶ月間の時間を使って作ったアプリケーションが一本とはいえ売れたのだ…

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2020/04/09

【初級】自分の結婚式

毎年3月末から4月中旬にかけて地獄の日々を過ごす現場がある。長い時には、5月末まで続く。 この時期は、自分の部屋で過ごす時間はほぼ皆無で殆どの時間を職場で過ごしている。 それは、システム屋に出された、お上からの命令だからしょうがない。 4月1日から会計システムを変更して、新しい料金体制で業務を行わなければならない。 その仕様を決めているのが、”東京都千代田区霞が関1-2-2”にある役所だ。そして、その仕様が出てくるのが、早くても3月半ば。しかもこの時点で最終稿ではない。 お役所の文章を読んだことがある人はわ…

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