2023/12/07
【読了】放課後の迷宮冒険者2 ~日本と異世界を行き来できるようになった僕はレベルアップに勤しみます~ (ドラゴンコミックスエイジ)
書籍紹介 全部まとめて、 のんびり知らない世界を大満喫!!! 全部まとめて、 のんびり知らない世界を大満喫!!! リッキー・ルディアノ。フリーダ最強の魔法使いを目指す彼は、事あるごとに晶に勝負を挑んでくるが、全く相手にされていない。今日はそんな面倒な人とスクレも一緒に迷宮探索をする流れになったのだが……。 感想/雑感 主人公がほとんど出てこないけど、ポーションの話は好き なんとなく、主人公が居ない所で、主人公が持ち上げられる話が好きなのかもしれない 関連作品(タイトル) 関連作品(副題) 樋辻臥命関連作品(…
続きを読む2023/12/07
【読了】鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ4 (電撃コミックスNEXT)
書籍紹介 シリーズ総累計100万部突破!高難度の素材・ミスリルの依頼に挑む!! 小説&コミックスの総累計100万部突破!! 元社畜が異世界で始めた鍛冶屋に依 頼が続々!砕けたミスリルの剣の修復など高難度の依頼に挑め。大好評のチー トでスローな物づくり生活、第4弾! 第4回カクヨムWeb小説コンテスト 異世界ファンタジー部門で大賞を受賞、カクヨムの年間総合ランキング1位(2019年)を獲得した『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ』がコミカライズ!! 元社畜のエイゾウはチート級の鍛冶スキルで、獣人サー…
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【読了】追放者食堂へようこそ!⑦ ~最強パーティーを追放された料理人は、冒険者食堂を開きます!~ (ガルドコミックス)
書籍紹介 立ち上がれ!家族のために!! シリーズ累計60万部突破!(紙+電子) 因縁あるイザベラ大臣の息子とバチェルが起こした決闘を仲裁したデニスだが、無実の罪で投獄されてしまう。 権力闘争が絡み王女エステルも手出しできないなか、デニスを想うアトリエはワークスタット家を継ぎ戦うと宣言! 「デニス様を助けられるならこの世の全てを壊しても構わない」 壮絶な覚悟を決めた少女に、救世主となり得る人物の名が告げられる。 その名は”宮廷料理人”という―― 心に寄り添う料理で紡いできた絆が窮地に陥る店主を救わんと、今動き…
続きを読む2023/12/07
【読了】魔法科高校の劣等生 師族会議編(7) (Gファンタジーコミックス)
書籍紹介 深雪に忍び寄る、反魔法主義者の魔手– 十師族選定会議襲撃テロ事件をきっかけに魔法師排斥運動が白熱。ついには下校中の深雪まで反魔法師デモに巻き込まれる。一方、エリカの異母兄である千葉寿和警部は、テロ事件の捜査中、直属の部下が突如失踪してしまい…。達也と深雪の新たな関係性を描いた原作17・18・19巻エピソードを新鋭・竹田羽角がコミック化! 感想/雑感 遂に敵の手に最強のコマが落ちてしまった 次の次くらいで終わりかな? 関連作品(タイトル) 関連作品(副題) 佐島勤関連作品(原作者/著者/…
続きを読む2023/12/07
【第四章 スライムとギルド】第五十九話 退場する者
ギルド日本支部が本格的に施設の拡張と人員の確保を始めていたころ・・・。 その裏では、日本ギルドが看板を降ろしていた。 日本ギルドが入っていた雑居ビルの部屋には、ブローカーと言われる男が入居を行っている。部屋の内装もそのままになっていたために、居ぬきでの契約だ。追加したのは、シャワールームくらいだが、それも家主が負担した。 家主が次の入居可に配慮するほどに、日本ギルドの最後は酷かった。 幹部連中は、連日のように打ち合わせを行っていたが、徐々に参加者が減っていった。そして、参加者が減れば、その参加者が…
続きを読む2023/12/04
【第五章 魔王】第四話 【連合国】【エルプレ他】
神聖国の魔王に対する報復は、認められたが、待ちが発生している。 ルブランからは、順番に回していくから、それまでに参加する眷属の強化を行うように言われてしまった。眷属は弱くはないが、圧倒的な強さは持っていない。神聖国の魔王には、苦戦しないと思うが、圧倒的な力で心を折るような戦いは難しいと思えた。 殺さないように戦うのには、力の差が必要だと言われてしまった。弱い魔物をけしかけて、ギリギリの戦いを続けさせるのも面白いが、強い眷属で徹底的にいたぶるような戦い方でも構わないと言われた。フェンと眷属たちを集めて希…
続きを読む2023/12/02
【第四章 噂話】第四話 マスコミ
在京のマスコミ各社は、情報の収集を急いでいた。 特に、広告収入がない放送局は、何者にも影響されないはずであるが、一部の腐った権力者からの要望で、”ポーション”を調べていた。ユウキたちは、表からしっかりとした手順で訪れた者たちには、しっかりとした対応を行っている。研究結果も包み隠さずに伝えている。それでも、実物の入手ができないことには、一部の腐った権力者は満足しなかった。 渡された情報を信じるかどうかは、各マスコミに任せることにしている。 一部は、検証の為に”ポーション”の現物を無償で提供して欲しいと…
続きを読む2023/12/02
【第四章 建国騒動】第五話 カリン報告する
カリンが、邸に帰ったのは、ヤスが公国から帰ってきた翌日だった。 「あ!まーさん!ただいま!」 「お帰り。カリン」 カリンは、ダンジョンから帰ってきたテンションのままおっさんに報告を始めた。 「アキとイザークは、5階層までなら無傷で到達ができるよ。他の子は、3階層か4階層だね」 「そうか、ありがとう。問題は?」 「うーん。そろそろ、武器や防具を考えないとダメかな?それぞれの特性が出始めている」 「そうか・・・。ゲラルトとオイゲンに言って用意してもらうか?」 「うん!あっ!エミリーエに言って、聖樹の杖を作っ…
続きを読む2023/12/02
【第九章 ユーラット】第二十八話 アラニス
ディアス・アラニスは、モニターに映し出されている戦闘風景を複雑な思いで見ていた。 ディアスは、目の前で行われている戦闘を望んでいた時期もあった。 実際に、帝国から追われた身では、帝国の貴族連中を、憎しみがこもった目で見るのは当然だ。帝国の貴族は、ディアス・アラニスにそれだけのことをした。貴族だけではない。ディアスは、帝国を深く憎んでいる。本来なら、”アラニス”を保護して守る存在であるはずの、皇子が率先して”アラニス”を断罪した。いわれなき罪を被せての断罪だ。しかし、憎んでいるのは貴族連中であり、皇族だ…
続きを読む2023/11/29
【第三十一章 本腰】第三百十八話
粛清が始まった。 正確には、アトフィア教だけではなく、チアル大陸外の勢力と繋がっていた者たちを焙り出して捕えた。 流した情報やスキルカードによって懲罰を決めた。 アトフィア教と繋がっていた者に関しては、1段階上の懲罰を行うことに決定した。 行政区の一部に喰い込まれていた。 ここまで喰い込まれているとは考えていなかった。 ルートガーは、身元調査を過信しすぎたといっているが、しょうがない。 まずは、流出した情報の調査が先だ。 「それで?」 「流出した情報は、公開されている物だけだ」 「ん?公開さ…
続きを読む2023/11/28
【第六章 約束】第六話 無言の帰国
状況の説明と今後の方針を決定した。 共和国の相手は、ユリウスに任せる事に決まった。 俺は、王国に帰還して、エヴァを迎えに行く。 『エイダ。集まったか?』 『十分な量の確保に成功しました。馬車に積んであります』 『わかった。ありがとう』 ユリウスたちとは、アルトワ・ダンジョンで別れた。アルトワ・ダンジョンには、クリスティーネが残る。 俺よりも先に、ユリウスたちが出立した。 共和国を攻め落とすのには、情報が伝わる前に重要拠点を攻略しておく必要がある。 ダンジョンの確保は必須だ。実効支配は完了してい…
続きを読む2023/11/27
【第八章 王都と契約】第十五話 そのころ・・・3
西沢は、ゴーチエは宰相派に金を流している豪商の息子だ。所謂、武器を売って稼いでいる所謂武器商人の一族だ。武器の中には、奴隷も含まれている。もちろん、正規のルートから仕入れた奴隷だけではなく、奴隷狩りなどで捕えられた違法奴隷も含まれている。 西沢が、同級生たちのグループからの脱退を考えていた。 (このままではジリ貧だ) 西沢(ロラ・ゴーチエ)は、豪商の息子だ。 ただの豪商ではない。武器商人だ。それも、王国だけではなく、近隣諸国に武器を売り歩いている。武器の代金を、金ではなく、奴隷との引き換えも行ってい…
続きを読む2023/11/21
【第四章 スライムとギルド】第五十八話 ギルドとスライム(1)
説明回です。読み飛ばしでも大丈夫です。 後から調整が入る可能性が大きいので忘れてくれると嬉しいです。 — 今日は、ギルドの結成式という名前の宴会(二部構成)です。 ギルドは大きく変わりました。 貴子ちゃんのおかげです。人員も増えて、私の仕事が楽になりました。 清水教授・・・。清水さんがギルドに合流しました。加入が正式に承認されました。いろいろ大変でした。主に、自衛隊とのやり取りで・・・。清水さんは、機密情報を握っている立場だったので、それらの保持に関する約定を取り交わさなければならな…
続きを読む2023/11/19
【第五章 魔王】第三話 【王国】【神聖国】
俺は、大魔王様の眷属に従う部下の手下に負けた魔王だ。 これでも、20階層を誇るダンジョンを作っていた。罠も地球に居た時の知識を使って、あくどい罠を設置していたのだが、簡単に突破されてしまった。俺の眷属たちは、殺されなかった。眷属であることを戦闘中に聞かれて、眷属だと答えたら、無力化されるだけで終わった。 俺は、大魔王様に屈する選択をした。 間違っていなかった。あの時に、変なプライドを捨てたのは正しかった。このまま戦い続けるか、屈するか聞かれて、被せ気味に屈する選択を選んだ。眷属が殺されてしまう事を恐…
続きを読む2023/11/19
【第四章 噂話】第三話 撫養教
ユウキたちの拠点がある地区の周りを囲むように、撫養教が教会の建築を開始した。 拠点には直接的なダメージはない。 周りを囲まれても、拠点が属している地区は、小さな町で、独立している。大きな括りには、属していない。 その為に、小さな地方自治が出来上がっている。 そのうえで、住んでいる人たちは、元々の住民と拠点に関係している者たちだけだ。元々住んでいた人たちも、拠点の恩恵を受けている。大きいのは、限界集落になっていた場所に、拠点が出来た事で、病院に変わる治療所が出来た。 拠点ができるまでは、近い病院で…
続きを読む2023/11/18
【第四章 建国騒動】第四話 カリン説明する
おっさんが、イーリスに帝国を追い詰める作戦(悪巧み)を耳打ちして、ラインリッヒ公国の公都の裏路地を慣れた足取りで歩いている頃・・・。 カリンは、”魔の森”改めサイレントヒル自治区に出来たダンジョンにアタックをしていた。 サイレントヒルは、カリンが名付けた。おっさんの出身が静岡県だと聞いて、”サイレントヒル”と付けたのだ。おっさんは、別に名前には拘りが無かったが、”勇者”たちに知られたら厄介だと思っていたが、カリンの中で勇者たちとの対決を望む気持ちが芽生えてきたのかと思って、承諾した。 おっさんは、別…
続きを読む2023/11/17
【読了】薬屋のひとりごと(12) (ビッグガンガンコミックス)
書籍紹介 暗がりの中──、蛙に触れて…。 先帝の呪いの謎を解き、翡翠宮での日常に戻った猫猫は、桜花に連れられて後宮での夜の催しに参加したり、壬氏の頼みで狩りに同行することになりますが、そこでまた新たな事件に巻き込まれて…。暗がりの中、蛙に触れて、壬氏の秘密を知ることになる第12巻!! 関連作品(タイトル) ねこクラゲ関連作品(原作者/著者/イラスト/原案) 日向夏関連作品(原作者/著者/イラスト/原案) 七緒一綺関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)
続きを読む2023/11/16
【第九章 ユーラット】第二十七話 侵攻(5)
ヤスが、楔の村(ウェッジヴァイク)への出兵を行うと宣言をした。 元々、帝国から攻めてきた戦争だ。それに対して、神殿側は反撃らしい反撃をしていなかった。 帝国の部隊が、神殿の領域に到達する前に瓦解することが多く、散発的な戦闘はこれまでも有った。しかし、まとまった攻撃は、楔の村(ウェッジヴァイク)が初めてだ。待っていたというよりも、神殿の中にも痺れを切らしている者たちが存在していた。その者たちのガス抜きの意味もあり、攻勢に出た方がいいと判断した。 指令室に居る者たちは、交戦を回避したいと考えていたのだが…
続きを読む2023/11/14
【第三十一章 本腰】第三百十七話
幹部会議の当日になった。 最初は、シロも出席すると言っていたのだが、だるいようなので、幹部会議は欠席して、部屋で休むようにした。シロには、ステファナとレイニーがついていることになった。 俺には、”必要ない”と言ったのだが、シロから”フラビアとリカルダを連れて行って欲しい”と言われた。ルートガーたちが作る議事録とは別に、フラビアとリカルダがシロに報告を行う為にも、幹部会議に出席させて欲しいということだ。 「ツクモ様」 どうやら迎えが来たようだ。 幹部会議は、俺もルートガーもそれほど乗り気ではなかった…
続きを読む2023/11/13
【読了】CLAMP PREMIUM COLLECTION X (17) (Kadokawa Comics A)
書籍紹介 「X」が描き下ろしカバー新装版にて登場!カラーイラストも多数収録! CLAMP作品新装版シリーズ「CLAMP PREMIUM COLLECTION」、 4th seriesは『X』! 単行本未収録の18.5巻も発売予定! ・カバーイラストは、CLAMP先生による新規描き下ろし!! ・あすかコミックス版ではモノクロだったイラストをカラー収録! ・【19冊購入キャンペーン】クリアタロットカード19種セット! ※詳細は帯についているキャンペーンの案内をご確認ください。 地の龍が本格的に行動を開始した。東…
続きを読む2023/11/13
【読了】CLAMP PREMIUM COLLECTION X (16) (Kadokawa Comics A)
書籍紹介 「X」が描き下ろしカバー新装版にて登場!カラーイラストも多数収録! CLAMP作品新装版シリーズ「CLAMP PREMIUM COLLECTION」、 4th seriesは『X』! 単行本未収録の18.5巻も発売予定! ・カバーイラストは、CLAMP先生による新規描き下ろし!! ・あすかコミックス版ではモノクロだったイラストをカラー収録! ・【19冊購入キャンペーン】クリアタロットカード19種セット! ※詳細は帯についているキャンペーンの案内をご確認ください。 ゛もう一人の丁(ひのと)̶…
続きを読む2023/11/12
【第六章 約束】第五話 想定外の出来事
ライムバッハ領の領都には、私たちが執務を行っている邸がある。ライムバッハ辺境伯の邸とは別に用意された場所で、私たちが生活する場所が一緒になっている。 私の執務室は、邸の入口に近いが場所にある。 客人対応が多いのが私だ。ユリウス様に客人対応を任せられない。当代のライムバッハ辺境伯はカール様だ。私たちが支えるべき人物だ。しかし、ユリウス様の現在の肩書は別にして”皇太孫”という立場があり、権限を持っていると思われてしまう。他の者たちでは、客人が爵位を持っている場合に、”軽く見られた”と言い出す者が居る(可能…
続きを読む2023/11/10
【第八章 王都と契約】第十四話 そのころ・・・2
神殿が表舞台に出る準備を行っていた時に、神殿に行くことを拒絶した者たちも、自らのスキルを使って動き出していた。 最初に動いたのは、教会に伝手があるフレット(昴)・コンラート(松田)だ。 「おじい様!」 「なんだ?」 コンラート家は、王家よりの人間で穏健派の筆頭と考えられる。教会の中では、穏健派をまとめている立場の家だ。 フレットが、父親や母親ではなく、祖父を頼ったのにも理由がある。 「おじい様。教会の武器や防具や服飾関係は、どなたが仕切っていらっしゃるのですか?」 フレットが行おうとしているのは、カルーネ(…
続きを読む2023/11/07
【第四章 スライムとギルド】第五十七話 追い込まれた者たち
千代田区のとある雑居ビルの3階。 この場所は、広くもないが狭くもない。雑居ビルには看板が掲げられているが、3階の部分にあった看板は取り外されている。存在を隠す理由ができてしまったために、看板も表に取り付けていた表札も取り外している。それだけではなく、代表電話も転送されるように設定が変更されている。 30平米程度の部屋は、綺麗に整えられている。 訪ねる客が多いわけでは無いのに、受付が設置されている。しかし、受付には、誰かが座っていた形跡はあるが、現在は使われている様子はない。 空間を仕切っているのはパーテーシ…
続きを読む2023/11/06
【第五章 魔王】第二話 報告(2)
私の後ろに控えている魔王が手を上げる。 大魔王様と同じ、”日本”出身の魔王だ。変わり者で、我が声を掛ける前に、眷属を使いに出して、恭順を申し出てきた。ダンジョンは、10階層程度の規模だ。王国内では、あまり知られていないダンジョンで、本人の話を信じるのなら、490代目らしい。 大魔王様に恭順するかと思ったら、我の属領になることを望んだ変わり者だ。 「どうした?」 ルブラン殿が、手を上げた魔王の”名”を呼んだ。 名前は、本人が名乗っていたので、そのまま呼称する事に決まった。ゲームでよく使っていたキャラクター名だ…
続きを読む2023/11/05
【第四章 噂話】第二話 接触
ユウキは、意図的に三保の入口にある家の情報を流した。 しかし、番犬(フェンリル)が居るためにうかつに近づけない。 静岡や近隣のマスコミは一通り洗礼を受けている。 怪我をしたのではない。いつの間にか、違う場所で目が覚めるという失態を繰り返して、いつの間にか、ユウキの家は静岡近隣のマスコミ関係者からはアンタッチャブルな場所として認定されている。 情報を仕入れた者たちも、最初は情報を疑ったが、実際に”噂”と同じような状況に陥れば、信じるしかなくなってしまう。 しかし、そんなマスコミに匂わせている者たちは、そんな中…
続きを読む2023/11/01
【第四章 建国騒動】第三話 余波
公国が、帝国を撃退したという情報は、周辺の国々に伝播した。戦闘の開始時点からの情報が、正確に伝えられた。 帝国の7家が連合を組んで、公国に迫った。帝国も負けるとは考えていなかったために、当初からかなりの情報を流していた。公表されていた兵数は、30万。公表された兵数が、実体を捉えていないのは、当然の事だが、建国を宣言したばかりの国を攻めるのには、大げさな兵数を用意した。終戦後に行われる別の戦いの為にも、7家だけではなく、後ろに控えている者たちも兵を貸し与えていた。 帝国は、戦況が判明するにしたがって、情報統制…
続きを読む2023/10/31
【第九章 ユーラット】第二十六話 侵攻(4)
ヤスとリーゼが神殿に戻ってきたのは、帝国が楔の村(ウェッジヴァイク)を完全に包囲した時期と重なった。 指令室になっている会議室に、ヤスとリーゼが戻ってきた。 「戦況は?」 ヤスは、自分の席に座る。リーゼは、当然のようにヤスの隣に座る。 作戦室でオペレータを務めていたのは、オリビアだ。 帝国の侵攻が始まってから、交代でオペレータを務めている。今は、オリビアとメルリダとルカリダが務めている。ヤスには、事後に承諾を貰っているが、監視している箇所は、3箇所に絞っている。 他は、問題や動きがあった場合にアラームが上が…
続きを読む2023/10/31
【第三十一章 本腰】第三百十六話
二日後に、長老会を開催することに決まった。アトフィア教への警戒を強めることになってしまうが、相手が何をしているのか解らない状況では、攻めるにしても、守るにしても、状況の把握をしなければならない。 ルートガーが長老や関係者の間を駆け回っている。 クリスティーネもルートガーの手伝いをしている。ヴィマやヴィミやラッヘルやヨナタンは、クリスティーネの代わりに各所に連絡を行っている。今回の会議は、最初は長老衆だけで行うが、その後にチアル大陸の幹部を含めた会議を行う。 ルートガーは、長老衆との打ち合わせの準備で忙しいた…
続きを読む2023/10/28
【第六章 約束】第四話 行動方針
ユリウスはまだ何か言っているが、クリスティーネが納得したので、ダンジョン・コアの説明は、共和国を落としてからに決まった。 俺が攻略したダンジョン以外にも、共和国内にはダンジョンが存在している。現在は緩やかにだが、俺が攻略したダンジョン以外のダンジョンで共和国の屋台骨を支えている。共和国の弱体を狙うのなら・・・。ダンジョンは攻略しておいた方がいいかもしれない。 クォートとシャープがヒューマノイドタイプの戦闘員を連れて戻ってきた。 共和国への侵攻計画を共和国の領土で練っている。 すでに進入を果たしているので、ど…
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