2023/09/14

【読了】風呼びのマカナ 1 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 俺様な悪風から溺愛&振り回される!? 本格ファンタジーロマンス開幕!! 邪を払い実りをもたらす精霊「風の民」を呼ぶ力を持つ「風呼び」のマカナ。 心優しき彼女がある日助けたのは、とても珍しい人の姿をした風の民・フーガ。 マカナを気に入った彼はとある“契約”を結ぼうとあの手この手で迫ってくる!! 彼には複雑な事情があり…? 2023年8月刊 感想/雑感 自由にふるまう縛られた存在 契約は縛る行為ではなく繋がりを作る行為? 関連作品(タイトル) 柴宮幸関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/14

【読了】~贄姫と獣の王 スピンオフ~ 白兎と獣の王子 3 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 ムルガで出会った人間の正体を知ったリチャード。 彼とラヴィの因縁の過去は、スバルにも関係があるようで――? さらになかなかうまく魔力を使えないリチャードは、怪しげな“魔女ばーさん”に教えを乞うことに! 小さな王子の成長が見逃せない、スピンオフ第3巻★ 2023年8月刊 感想/雑感 スピンオフは外していいと思う もう続編的な位置づけになっているよね? 確かに、贄の要素はなくなっているけど・・・ 関連作品(タイトル) 関連作品(副題) 友藤結関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/14

【読了】アイラブユーで燃やしてみせて (花とゆめコミックス)

書籍紹介 大阪から上京してきたおせっかいJK・まいる。 ある日万引き未遂の男を捕まえたところなんと超人気俳優の北野柊だった! 北野柊は「炎上して芸能界を引退するため彼女になってほしい」と言い出して…!? きゅんとしてクスっと笑える新感覚炎上ラブコメ☆ 2023年8月刊 感想/雑感 辞めるための炎上 炎上と燃え上がるがかかっているのに気が付いたのは半分くらい読み進んだあとだった 関連作品(タイトル) チキン関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/14

【読了】墜落JKと廃人教師 17 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 扇言の想い人は灰仁では…?という噂がたってしまう。 秘密の関係、秘めた想いを公には――。 そんな中、灰仁の「死ぬまでにやりたいことリスト」を一緒に消化することになった扇言は…!? 「この距離に耐えられなくなったその時は――…」 秘密の関係が濃度を増していく――キケンなつり橋効果LOVE! 2023年8月刊 感想/雑感 ドラマかぁ・・・ アニメなら買ったけど・・・ うーん。ドラマ・・・ 関連作品(タイトル) sora関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/14

【読了】顔だけじゃ好きになりません 8 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 ド面食いJK・才南は最推しである先輩・奏人と共に学校公式アカウントの「中の人」を運営中。 恋人になってからの先輩は甘々過ぎてますます供給過多! どんどん恋人らしくなっていく2人だけどそれは周りにも伝わっていて、才南の親友でありネトスト女子・柚里が探ってきて…? ときめき過剰供給☆ ハイスピードラブコメディ、ハラハラとドキドキが最高潮な第8巻! 2023年8月刊 感想/雑感 遊園地は急展開のためのステップ? いきなりすぎる気がするけど、我慢の限界だったのでしょうね 関連作品(タイトル) 安斎かりん関…

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2023/09/14

【読了】化け狐の忠心 1 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 戦乱の世、人を誑かして数々の国を傾けてきた妖狐・玉藻。 次なる狙いを若武者・直澄に定めるが、その愚直さ、清廉さに少しずつ惹かれていく。 直澄が身内に疎まれ、命を狙われていると知った玉藻は――。 戦国幻想ロマンス開幕! 2023年8月刊 感想/雑感 狐の気持ちが揺らいでいくのがいい 葛藤の内容も自分の事ではないがのいい関係なのでしょう 関連作品(タイトル) 清音圭関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/14

【読了】転生悪女の黒歴史 11 (花とゆめコミックス)

書籍紹介 シュヴァルツ・レ・シュヴァリエはずっとイアナを監視していて、もし黒歴史を変えれば、また関係ない人が殺されるかもしれない。 でも、イアナが知る黒歴史通りならオロチの弟は死ぬ運命で……。 シュヴァルツの監視下にある限り、弟を見殺しにするしかないのか…!? 2023年8月刊 感想/雑感 もう黒歴史云々よりもラブコメが強くなっているような印象 関連作品(タイトル) 冬夏アキハル関連作品(原作者/著者/イラスト/原案)

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2023/09/11

【第四章 建国騒動】第一話 建国と婚約

建国宣言で一番盛り上がったのが、龍族が住まう森に繋がる街道の公開と龍族が隣人として付き合っていけるという内容だ。 辺境伯は、公王を名乗ることになる。 おっさんの助言もあり、ラインリッヒ公国を名乗ることになった。 イーリスが、公王の長男と婚約が発表された。 民衆からは好意的に迎えられた。 イーリスが、辺境伯領に来てから行っていた行動が評価された結果だ。一部の者たちからは、帝国との橋渡しを期待する声も聞こえたが、イーリスが帝国の名前である。アルシェの名前を外したことから、失望する声も聞こえてきた。 イーリスも、…

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2023/09/09

【第九章 ユーラット】第二十四話 侵攻(3)

ヤスは指令室?で、まったりと過ごしていた。 「ねぇヤス。動きがないね」 リーゼは、すでに飽きてしまっている。 地図上に表示されている帝国軍の進み具合を楽しそうに見ていたが、遅々として進まない行軍を見ていても飽きてしまっている。 「ん?あるぞ?」 ヤスの指摘した通りに、微妙な違いだが、動きは見られる。 部隊を二つに分けている。 二つに分かれた部隊の片方が、さらに二つに分裂をしている。 一つは、オリビアを支援する者たちで構成されている。内通者が既に連絡をしてきている。 情報は常に更新されている。 「あるけど、な…

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2023/09/08

【第四章 スライムとギルド】第五十三話 今後の話(5)

「家の場所が決まったみたいです」 貴子嬢が、茜嬢と真子とライ殿が話している内容を教えてくれた。 「貴子。奥に敷地が増やせるようなら、増やして病院兼研究所を作ろう」 貴子嬢の説明では、通りには間口が狭い通路を作って、通路の両脇には”草木”を植える。 通りに繋がる場所には、門を設置する。 門から、奥の家に繋がる通路は約20メートル。 その先に、離れを作る。離れは、真子と茜嬢が生活をする場所になると言っているが、この場所がギルドの支部になるのだろう。 その先に今のところは3つの空き家があり、それらの敷地を買い取っ…

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2023/09/08

【第三十一章 本腰】第三百十四話

ピムの妹の旦那という少しだけ距離がある人物を紹介してもらうことになった。 イザークに許可を出した。 本人たちも、自分たちだけでやれることが限界に来ていると悟っていた。 仲間内で話をして、俺かルートガーに陳情を行おうと思っていたらしい。 その為に、ナーシャ(甘味狂い)を行政区に送り出したらしいが、俺やルートガーとは入れ違いになっていたらしい。ナーシャの証言だけなので、イザークも怪しいとは思っていたらしいが、ロックハンドに時折現れる”招かれざる客”の対応を優先した。 ロックハンドは、ドワーフの里になってしまった…

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2023/09/07

【第六章 約束】第二話 電撃作戦

「ユリウス!」 「アル。俺は、お前にも文句を言いたい。共和国に行くのは、お前の自由だ。だが、困ったことがあれば、なぜ俺を俺たちに連絡を入れない!」 「ん?なんの事を言っている?」 「お前!」 ユリウスが、何故か怒り出した。 昔から変わらない。何か、説明が抜けている。俺が持っている情報と、ユリウスが持っている情報に差異が生じているのだろう。 「ユリウス様。アルノルト様には、それでは伝わりません」 頼りになるクリスティーネがユリウスの怒りを抑えるように嗜める。 「アルノルト様」 クリスティーネは、ユリウスが落ち…

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2023/09/07

【第四章 スライムとギルド】第五十二話 今後の話(4)

真子と茜嬢と人に戻ったライが席を立って、ソファーに向う。 これからする話は、確かに、真子に聞かせないほうがいい話だ。 貴子嬢は、少しだけ不思議そうな表情をしてから、俺と円香を見て、何かを納得した。 高校生だと聞いていたが、人の顔色を見て育ったのだろうか? 違うな。家族から愛情を注がれて育ったが、家族が奪われて、汚い大人の世界に叩きこまれた。真子や茜や円香と方向性は違うが、同じなのだろう。 話を終えても、貴子嬢は変わらなかった。 — は? 眷属?俺たち? メリットは解る。 デメリットは・・・。ない…

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2023/09/06

【第八章 王都と契約】第九話 現状の確認(1)

ドアをノックして、部屋に入ると、ローザスだけがソファーに腰掛けていた。 「リン君。久しぶり」 ローザスが、ソファーに座りながら俺に手を振ってくる。継承権を持つ人間の行意図は思えない。 「殿下だけ?」 正直に言えば、ハーコムレイは苦手だが、ローザスと話をするよりも、ハーコムレイの方が楽だ。交渉は面倒だと思えるが、話をするだけなら楽だ。筋が通っていれば、文句を言わないし、俺が望んでいる物を的確に読み取ってくれる。 ローザスは、どこかニノサと似ていて、のらりくらりと躱すような話し方をしてくる。胡散臭いのではなくて…

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2023/09/05

【第四章 スライムとギルド】第五十一話 今後の話(3)

円香さんから、真子さんを連れてソファーに移動するようにやんわりと言われました。 多分、真子さんに聞かせたくない話なのでしょう。おそらくは、孔明さんが貴子ちゃんに打ち明けるのでしょう。信頼を得るために必要な事などは思いますが、賭けの要素が大きいように思えます。 今までの言動や行動から、貴子ちゃんがギルドというか、組織という物をあまり信用していないのは解っています。ギルドを信用してくれとは言いませんが、私たちを信用して欲しいとは思います。私は、貴子ちゃんの味方になろうと思います。 そして、私の腕に掴まって・・・…

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2023/09/03

【第四章 スライムとギルド】第五十話 そのころ(5)

円香から、真子の治療が成功したと連絡が入った。 千明と話をしたが、成功率は半々だと思っていた。実際に、真子の四肢が揃って立っている状況を見せられても、合成だと疑ってしまった。 「蒼さん。良かったですね」 「ん?なぜ?」 「え?気が付いていないのですか?涙が出ていますよ?」 千明に言われて、頬を伝う涙の存在に気が付いた。 孔明が真子のために隠れて何かをしているのは解っていた。俺を頼って欲しいとは思ったが、俺には何も出来ない。真子を元気づける事も、孔明の手助けをすることも・・・。俺は、無力だ。スキルを得て、なん…

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2023/09/02

【第四章 スライムとギルド】第四十九話 今後の話(2)

円香さんからの提案を真剣に考えてみる。 私にとって、デメリット・・・。存在しない。それ以上に、私(スライム)の事を調べてもらう事もできるかもしれない。 「円香さん。私、お金が沢山・・・。あります」 「貴子さん。これからも、増えるぞ、今の倍・・・。いや、10倍くらいにはなる」 「え?今でも、信じられないくらいですよ?私、お金、そんなに使わないですよ?」 「ははは。そうだな」 私の言い方が悪いのか、円香さんと孔明さんが笑ってしまっている。 「あの・・・。円香さん」 「なにかな?」 「呼び捨てにしてもらえると嬉し…

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2023/09/01

【第四章 スライムとギルド】第四十八話 今後の話(1)

貴子嬢が、話をしている最中に立ち上がった。 真子が起きたから迎えに行ってくると言い出した。俺が行こうとしたが、円香に止められた。 秒針の進みが遅い。まだ、30秒しか経っていない。真子は、大丈夫なのか?本当に治ったのか?立てるのか? 真子が部屋に入ってきた。 貴子嬢に支えられているが・・・。立っている。俺に向って、治った手を広げて見せている。 真子の足が治った。真子が歩いて居るのを見ても信じられなかった。貴子嬢が”幻影で見せている”と言われたほうが・・・。現実味がある。 真子が夜に魘される声を何度も聞いて過ご…

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2023/08/31

【第四章 スライムとギルド】第四十七話 真子のスキル

そうだ! 思い出してきた。 腕を上げる。 指が・・・。 足は見なくても解る。布団を掛けられている?でも、布団を確かに感じる。足が、私の失っていた足が・・・。 ”プクプク!ププゥ!” 「え?」 ”プク!” 「モモ?」 ”プクプク!” え?これがスキルの影響?モモが何を言っているのか解るようになっている。 凄い! 「モモ。私が言っていることが解るの?」 ”ププゥ!” 嬉しい。 指や足が治ったのも嬉しいけど、モモと話が出来るのが嬉しい。 「モモ。これからもよろしくね!」 ”ププゥ!” モモが、私の胸に飛び込んでく…

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2023/08/24

【第四章 スライムとギルド】第四十六話 そのころ(4)

おかしい。僕は天才なのに、なぜ新しいスキルが芽生えないのか。最初に得たスキルは天才の僕に相応しいとは思えない。 スキルを得てから、いろいろ研究をした。僕の天才的な頭脳にかかれば、スキルの解析くらいは余裕だ。スキルの検証も進んだ。 僕のスキルは、攻撃に分類される。どんな動物でもスライムにしてしまう。スライムは、核を壊せば簡単に倒すことができる。僕の明晰な解析の結果、容易に魔物を倒すことができるスキルだと判明した。 スライムを何万匹倒しても意味がない。煩いママをスライムに変えて、殺しても何も変わらなかった。 帰…

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2023/08/21

【第四章 スライムとギルド】第四十五話 治療の裏で(4)

本当に不思議な少女だ。 少女と呼んでいいのか解らないが、茜の隣に座って、手を握って貰って喜んでいる姿は、少女と呼ぶのが適切だろう。 それにしても、頭の痛い問題が重なった。 孔明の澱みが強くなっているのは感じていた。 孔明の裏切りには、情状酌量の余地がある。二人だけになってしまった兄妹だ。真子を助けたい気持ちが強いのは理解している。それでも、相談をして欲しかった。対策が無かったことも確かだが、それでも一言でも貰えれば、いい方向に利用することも考えられた。 孔明からの聞き取りでは、ギルドの情報は流れているが、問…

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2023/08/20

【第四章 スライムとギルド】第四十四話 そのころ(3)

東京の神保町にある雑居ビルが、その協会の登記場所となっている。実際には、理事の全員が揃っているわけではない。受付や職員は別のビルで仕事のような業務を行っている。 日本異能推進協会。通称、日本ギルド。 豪華な部屋で、豪華な椅子に座りながら、送られてきたリストを見ている男がいる。 魔物素材でもっとも価値がある物はなにか? 魔獣のドロップ品は研究材料としての価値が高い。また、牙や爪も装飾品としての価値がついている。 やはり金銭的な価値という意味では、もっとも価値があるのは”魔石”だと思われている。 ギルド日本支部…

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2023/08/19

【第四章 スライムとギルド】第四十三話 治療の裏で(3)

発見した盗聴器を、口喧嘩を終えた二人に見せます。 「茜。これは?」 円香さんなら見ればわかるでしょう。 あえて聞いてきたのだとしても、答えは決まっています。 「孔明さんの家に仕掛けられていた盗聴器です」 「それは、見れば解る。なぜ、茜はこれら(盗聴器)が仕掛けられているのがわかった?」 質問の意図はわかっていました。 答えられる物ではないので、解っていることを答えます。 「え?そういえば・・・。スキルの恩恵?」 「ようは、解らないのだな?」 解らないことが解ってもらえました。 「はい」 円香さんの視線が怖い…

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2023/08/18

【第四章 スライムとギルド】第四十二話 そのころ(2)

男だけ45人が乗った改造されたワンボックスの中は指令室になっている。監視している者たちからの情報が集まってきている。 暫く、動きを見せていなかったターゲットが、動きが活発になってきている。 指令室には、上層部からの指示が出ている。ターゲットが何かを発見したと思われる動きが伝えられている。 ターゲットが、海外のギルドカードに紐付けされた企業に送金していることが掴んでいる。 ターゲットを監視しているのは、自分たちの組織だけではない。民間や別の組織が監視しているのが解っている。 それらの組織を出し抜く為にも、ター…

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2023/08/17

【第六章 約束】第一話 皆?

ここは? だるい。 ん?草の匂い? あぁ・・・。 眩しい。ダメだ。俺は、天を空を感じていいのか? 俺は・・・。 生き残ってしまったのか? 手が動く、腕も動く・・・。 天を・・・。”天”なぞいらない。俺を庇って死んだ・・・。アルバン、カルラ・・・。アーシャを・・・。 「アル!」 誰だ? 俺の手を握るのは? 「アル!?」 また、違う奴か? 頭が痛い。 思考に靄がかかっているようだ。考えたくない。起きるのも・・・。 「アルノルト・フォン・ライムバッハ!」 誰だ? そうだ。 俺は、”アルノルト”。 違う。 俺は・・…

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2023/08/16

【第八章 王都と契約】第八話 ミヤナック邸

親たち世代は、何やら繋がりがあるようだが、詳しい話は教えてもらえていない。 ナナも言葉を濁すことが多い。 考えてみると、ローザスやハーコムレイは、アッシュやナナたちから見たら、世代は下になるはずだ。 俺たち世代と親世代の間くらいか? それで、”アスタ殿”なのか? アッシュが用意した馬車で、王都にあるミヤナック家に向かっている。 ハーコムレイが用意した馬車も、店の前で待機していた。アッシュが馬車を出すと言って、来ていた馬車に”夜の蝶”に向ってもらった。フェナサリムの父親が居たらミヤナック家に連れてきてもらうた…

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2023/08/15

【第四章 スライムとギルド】第四十一話 治療の裏で(2)

本当に、主殿。貴子ちゃんには、いい加減にして欲しいと伝えたい。 問題の本筋は、貴子ちゃんが”よくわかっていない”ことです。これは、ギルドが持っている。世間に公表している常識を覚えてもらえばいいと思っています。 でも・・・。本当に数時間で・・・。”困った”が溜まってしまいました。 まとめておかないと、後で困るのは私です。間違いなく、円香さんは、私に”丸投げ”してきます。 貴子ちゃんと一緒に居られるのは嬉しいのですが・・・。貴子ちゃん。本当に、ギルドに属してくれないかな? まず、問題になりそうなのは、動物の魔物…

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2023/08/15

【第四章 連合軍】第二十二話 【神聖国】終わりの始まり

魔王カミドネは日々広がっていく領土を見ながら、聖都に嫌がらせの指示を出している。 時間稼ぎをしているのは、攻略部隊の到着を待っているからだ。 予定は、本日だが時間までは指定されていない。 「カミドネ様」 魔王カミドネの部屋にフォリが報告に訪れた。 「フォリ?」 「はい。報告が来ました」 報告書は、現地からは口頭で報告された情報を、フォリたちがまとめた物だ。 眷属以外にも、獣人族の中から読み書きができる者や、勉強に意欲を見せた者を文官として雇い入れている。流石に、魔王の側仕えには採用はしていないが、地上部分で…

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2023/08/14

【第四章 スライムとギルド】第四十話 そのころ(1)

ギルドに残った千明は、蒼を問い詰めていた。 「蒼さん!」 二人だけ残されたのが、気に入らなかったのではない。 自分だけ事情を知らないのが気に入らないのだ。 「だから、孔明には、妹が居て、怪我をしていて、それで・・・。あぁ面倒だ!」 蒼は、真子にも会って話をしたこともある。 事情も理解している。真子が治るとも思っていないが、孔明がなんとかして治そうと足掻いている状況も理解している。 「あぁ説明を放棄した!普通の怪我なら、スライムさんが一緒に行く必要はないですよね?茜も一緒なのは何故?私だけ知らされていない!?…

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2023/08/13

【第四章 スライムとギルド】第三十九話 治療の裏で(1)

円香に、真子の部屋から連れ出された。 茜嬢は理由を察しているようだが、俺には解らない。解らないが、治療に必要な事なのだろう。 10分くらい経っただろうか、貴子嬢が真子の部屋から出てきた。 そして、治療で大量に水分が出てしまう可能性があるから、水分補給用の飲み物を買ってきて欲しいと言われた。 茜嬢が、自分たちの食事も欲しいと言ってきたが、長丁場になると考えれば、当然だ。 貴子嬢は肉がいいと言ったので、肉を買いに行く。あとは、飲むゼリーも買ってくる。治療中の真子が食べられるのなら、食べさせたい。 車は、ギルドか…

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